桜堤をつくる
ジオラマユニット「畑エリア」の最後の工程は、桜を小川の両岸に沿って植えていく作業です。桜の色合いを出すのが難しく、“淡い淡いピンク色” を苦労して作った経験があります。
はじめは桜の幹を作ります。銅線、鉄線、アレンジワイヤなど、0.28~0.45mmΦ程度の針金を10本くらい束ねてねじって幹の形にしていきます。
銅線は柔らかくて作業しやすいのですが、細すぎると腰が弱くて形がとりにくく、逆に太目の銅線にすると、素線数が少なく枝の数が多く伸ばせないジレンマがあります。0.28mmΦ(#30)の鉄線あたりがよさそうです。よじって幹をつくり、枝を伸ばして形を整えます。そのあと色塗りします。
単調な作業ですが、数えたら18本作ってました。
満開の桜を想定し、花びら材料は白いスポンジを使って “淡い淡いピンク色” に着色していきます。
カンに、赤と白のアクリルガッシュを入れて混ぜ合わせ “淡い淡いピンク色” をつくり、
そこに白いスポンジを入れ、
カクテルを作るように、思い切り何回となくシェイクしてスポンジに色をつけていきます。
均等に色むらなく着色できました。想定よりちょっとピンクが濃くなったみたいです。枝に接着したあと、筆で白塗りして修正していきます。