滝つぼの製作
前回から滝つぼの製作に取りかかりました。実際の滝つぼは、まわりの岩が滝を包み込むように ”半円筒形” に連なっており、上に上がった遊歩道から眼下の滝がよく見えます。
前回はスタイロフォームで滝の正面と西側の岩面の骨格を作りました。
西側の岩肌の加工からしていきます。それらしくカッティングしました。
コンテパステル白と黒で適当にこすり、手でなじませました。
草色パウダーを撒いて、仮の西側斜面 完成です。のちほど樹木を植えて「B地区」と繋がるようにします。 つぎは滝が流れる正面です。
滝が落ちる岩面(スタイロフォーム2枚)の隙間を紙粘土で埋めました。ちょうど流れ落ちる滝の表面も兼ねられます。
岩面の地肌を塗装しました。滝が流れる部分は現地写真を見ると濃紺だったのでこんな感じでどうかなあ。
パウダーを撒いて、西側岩盤と合わせてみると、滝つぼらしくなってきました。
さあ ここから滝自身の表現です。滝は岩肌をなめるように落ちており、かつ細かいしぶきが表面を覆うように舞っています。下方にいくほど顕著です。以上を念頭に考えます。水を表現する具材に、グロスポリマーメディウム、ジェルメディウムなど便利なものも先輩諸兄から聞いていますが、経験上「なみいたくん」をとにかく使ってみようと、果敢にまずは挑戦‥。
適当な寸法に切り、表面を白で毛筆書きしました。表面がデコボコなので水が散っている感じは出ています。つぎに表面を舞うしぶきですが‥
光栄堂の「ランドスポンジ極細」の白があったので、更に細かくして ネットで濾して、「なみいたくん」の上にばらまきました。
これがその状態です。はじけるしぶきや泡に見えるかな?
岩面に当ててみました。写真では流れ落ちる滝の感じがでていて「決定!」となるところですが、実際は岩肌を ”なめる” 感じではなく、やや違和感があります。
”なめる” 感じはどうしたら出るかと、今度は直接岩肌に白で毛筆書きしてみました。写真では水の細やかさが出てないようですが、実際はこちらのほうがより自然に見えます。かといって「なみいたくん」もいい感じなので捨てがたく、結局両案を採用としました。つまり、「なみいたくん」を岩肌との隙間が出ないようにカットして毛筆書きの上から貼り付けることで、岩肌をはう水とその上から流れ落ちる水としぶきで立体感が出てくると判断。いま接着し重しで固定中です。1日置くので次回載せたいと思います。