今年のジオラマ製作テーマを考える
正月も足早に過ぎて もうすぐ2月に入ろうとしています。今年のジオラマ製作はどんなテーマでいこうか、徒然に考えてはいるのですが‥‥。
大学を出て社会人1年生から現在まで大阪暮らしですが、大学まで過ごした実家(東京都葛飾区)の近くに流れる江戸川のことを、郷愁を込めてちょっと触れます。東京と千葉県の境を流れる江戸川の土手に上がると、都会とは思えない 開放的なゆったりとした時間が過ぎていきます。金町浄水場に水を供給する取水塔、広い河川敷に野球グラウンドやゴルフ場、東京で唯一の渡し船「矢切りの渡し」もあります。毎年 元日はこの土手を上って金町浄水場を右に見ながら柴又帝釈天(フーテンの寅で有名)に初詣に行っていました。
少年時代、「矢切りの渡し」で渡った先(千葉県側)はどうなっているんだろうと、自転車で ‟探検” したことがありました。そこには広大な畑が広がっており、小川を渡り その先の小高い丘の先に、伊藤左千夫の「野菊の墓 文学碑」がありました。あの時の ‟驚き” は今でも覚えています。
今年のテーマは、この「矢切りの渡し」から「野菊の墓 文学碑」まで散策する風景をジオラマにしようかと考えています。
といってもこのルートの位置関係を 半世紀も経とうとしている今、鮮明に覚えているわけではなく、まずは「グーグルアース」の画像や「ストリートビュー」で見てみました。
真上からの画像と千葉県側を見た画像です。
まず驚いたのは、畑を通った先が住宅地になっていたことです(真上からの画像の右側一帯)。少年時代の記憶は家がポツポツある ”寒村” のイメージでしたが‥。畑の中を流れる小川も素朴な感じから一変。それから文学碑はそれ自体は変わりませんが、途中には案内表示板が数ヵ所できてました。「矢切りの渡し」については昔のイメージのままで郷愁を感じる雰囲気は変わってないように見えました。グーグルってすごいですね。
だいたいの現状がわかってきたところで、ジオラマ製作の具体的な情景をどうするかですが、現在の景色よりも やはり少年時代のイメージ・憧憬で作り上げたいと思っています。プラス、仮想の鉄道(汽車)も走らせたいです。