昨年まで横幅2400㎜の「箕面観光鉄道」関連記事を載せてきましたが、これからも趣味の世界にこだわることも"心のなごみ"としてたいせつなことと自覚しましたので、真剣にテーマの模索に入りました。昨年年末、早朝太極拳の場所「阿比太神社」に電車をコラボする企画を考えていましたが、方針変更。2016年に製作した「ふるさと」に使った一部ユニットを活用した新作をつくることにしました。
昨年の作品については収納ケースに収めました。左右部分を連結してそのままにしておくと場所と新ケースが必要で、結局このように従来作ってあったケース棚に2つに分けて収納することにしました。前もって空きを設けていたのでよかったです。
さて今回利用する旧作品「ふるさと」がこれです。正面から全体を写しています。
左側からの「ふるさと」です。商店が並んだ一方通行の道から川を渡り、写真の右方向にある「牧場」に至ります。
今回この牧場部分を活用しようと考えました。現在このエリアは「引き込み線区」に変わっています。
牧場部分を外した様子です。当時、孫のために車両を増やそうと、牧場部分を 分岐の多い車両基地に変更してきた過程があります。
そのため、「牧場」は本棚のスミに保管していました。いつか活用したいと思っていたのですが、年度ごとに新テーマを決めて作っていったので、「牧場」はこの保管状態が5~6年続いていました。妻のことで自由時間が限られてきた今、いままでのような1200✕500㎜のシリーズは無理なので、このユニットの周辺を少し拡大発展させようと考えたわけです。
ここで「引き込み線区」について、改めて少し紹介させていただきます。
これが「引き込み線区」全体です。引き込み線として4本あります。
当時 高台にもトンネルを作って、引き込み線の数を増やそうと"やる気満々"でした。
「保線区」らしく車両のメンテナンスの雰囲気づくりに知恵を絞りました。
「牧場」の入口に当たる部分は「引き込み線区」の入口に変わっています。今回の「牧場」の活用に当たり、現状の「引き込み線/保線区」の製作苦労をなつかしく思い出しました。
さて現在にもどり、「牧場」を取り出して大きさを測ると、上記の通りです。ガラス付き本棚に保管していたので、ほこりも目立ちません。1200✕450~500シリーズを作るにしても、牧場部分以外の製作になるのでかなり製作時間が短縮できそうです(内容にもよりますが‥)。
「牧場」についても多少の紹介を改めてしておきます。これが 桜ヶ丘牧場の入口です。
入口を入ると駐車スペースの先に牛馬場と保管庫の2階建屋があります。この家屋のモデルは、神戸の六甲山牧場の建物です。
放牧エリアです。周囲は木製の柵と車両の軌道で囲まれています。
池の様子です。牛、馬が1頭づつ水を飲んでいます。
牧場入口側のスミには小さな餌場があります。 以上が牧場の説明です。
つぎは 牧場を利用したベースボードの大きさを決めます。
毎年、1200✕450~500㎜で製作してきましたが、時間もパワーも少なくなり、今回は上図のように1200✕350のベースにします。つまり茶色のスペースにレイアウトを展開することにしました。製作後、既存の収納ケースにはもう1段しか空きがないので、ケース棚の上下の作品に接触しないことも考慮し、この寸法にしました。公開展示の際には、もちろん背後の周回軌道は正面からは見えなくして線路のみ接続することになります。