イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

「写実」ではなく「創作」です‥

ビジターセンターエリアの「実際の地形」と「ジオラマの地形」については、基本的に大きく異なる部分があります。それは箕面川の"起点"です。製作上どうしても譲れないため、大きな違いが生じています。次のチャートで説明します。


上図の赤い☆印が、箕面大滝に至る箕面川の「起点」ですが、ジオラマ上はダム擁壁の上部を起点としました。ダムの上層部を阪急電車が走るので、ダム底からの高さをアピールしようと考え、このようなレイアウトになってしまいました。私のジオラマは"写実"ではなく"創作"です、と弁明‥。
今回ビジターセンターと箕面川ダムをつくるので、先日現地を改めて"取材"しました。


ビジターセンター入口に立っていた案内図です。センターをぐるりと囲むように箕面川が流れ、散策路があります。図の上方はダム底になり、下方は大滝に至ります。


ビジターセンターです。「明治の森箕面国定公園」の中心部にあり、箕面の山の四季を展示、学習する施設です。ここら周辺を自作していきます。


受付にあったパンフレットです。センターを紹介する利用ガイドと四季刊のセンターだよりです。国定公園の四季を季節ごとに くまなく紹介しています。


館内入口です。このセンターの奥にはBBQを楽しむ広場があり、左側受付で申し込みします。BBQは今まで家族や会社の職場で5~6回利用しています。


この日は、展示室が新型コロナウィルスのため閉館してました。



日当たりのよい南側はベンチが置かれ、子供たちが自然素材で作った工芸品なども並んでました。


ビジターセンターの隣りには、東京の高尾山までつづく「東海自然歩道」の西の起点がこの階段であることを示す道標が立っています。ここから数回に分けて京都に向かって歩こうと計画しましたが、2回で挫折。


その1回目が「箕面ビジターセンター」から「忍頂寺」まで約6時間のコース。この先は関西では有名な「摂津峡」や「ポンポン山」を通って京都に入りますが、結局 連続したコースを歩き通すのは難しく、名勝地をスポット的に歩くことになってしまいました。


話は戻って、次は箕面川ダム方面に向かいました。ダム擁壁の真下までやってきました。いつ来ても人の気配はなく、ひっそりしています。


奥中央に見えるこのトンネルはダムの真下の横にあり、ここが箕面川の「起点」です。常時流れている水流の音だけがトンネルの中から聞こえてきます。


ダムの上に来ました。


青空に映えて水面が美しいです。中央の青い構造物が取水塔です。ここからトンネルで放水していると思われます。


すぐ横に設置されていたダムの説明ボードです。
箕面大滝に比べると、ビジターセンターやダムは観光スポットではなく、箕面市を支える"縁の下の力持ち"的な存在であることがわかります。その地形を冒涜するようなジオラマ上の「起点」には うしろめたさがありますが、それを払拭する出来栄えにしなければと誓ってジオラマづくりを進めます。

ビジターセンターエリア②地形を決める/ピノ

箕面ビジターセンターエリアの地形づくりです。底辺を走る線路から15~20cmも高い台地にビジターセンターの施設をつくるわけですが、その地形をどういうカタチにするか、試行錯誤しながら進めています。


従来なら30mm厚のスタイロフォームを積み上げて台地のカタチにカットするのですが、今回は中を空洞にして表面を覆う構造でやってみました。


スチレンボードの残材を使って表面を覆うことにした結果、小学生の作ったハリボテみたいなカタチになってしまいました。スキマだらけですが、今回「プラスタークロス」というKATOの山肌形成素材を使ってみようと思ったからです。


だいぶ前(7~8年前)に買ったものですが、ほとんど使ってなくて包装紙もパリパリになってました。


使い方をよく読み、いざスタート!


クラスタークロスを水に浸したあと台地全体を覆いました。スキマをきれいに滑らかに隠してくれるのはありがたいのですが、


刷毛で表面を何度なぞっても 網目が消えず、小穴が無数あいた状態になっています。想定はしていましたが、穴が多すぎます。後悔しても後の祭り!なんとか修復しなければ‥


地面の色としていつも使っているアクリルガッシュのローアンバーを刷毛塗りしてみましたが、"ハチの巣"は消えません。


ブロガーの「nakaみかん」さんの記事を思い出し、石膏を買ってきてトライしました。


石膏と水を同量入れて混ぜ合わせ、トロトロになったのち山肌に刷毛塗りしてみました。


写真は石膏を塗っている途中です。"ハチの巣"はどうやら消えそうです。


塗布のあと、再度ローアンバーを塗りました。


やっと山肌らしくなってホッとしました。
今回の経験値として、山肌のカタチをつくるには従来のように スタイロフォームを重ね合わせてカッターで形をつくっていく方法が効率がいいと感じました。
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さて、我が家の一員、ピノの近況です。


噛み癖はあいかわらずで、窓ワクの板はますます被害が拡大し、表面の化粧板は言うに及ばず枠本体の部分も すさまじい勢いで"浸食"されてきました。


自作のトイレで糞尿はするようになりましたが、それを処理する備品棚を壁に設けていますが、この位置まで飛び跳ねてきます。


たまには写真を撮ろうと待ち構え、5分後にやっと落ち着いたところを「今でしょ」と撮りました。その後やすらかな眠りに‥‥


大人2人と犬1匹の生活はこれからも続きます。

新型コロナウイルス/箕面ビジターセンターのエリア

現在流行中の「新型コロナウィルス」の余波で、当方の絡む行事にも中止・延期が相次ぐ状況になって来ました。これだけはやむを得ないといったところです。


①3/1(日)手話のイベント「みみの日記念大会」が中止に。
②3/8(日)地元の箕面市主催の「箕面・止々呂美・森町ハーフマラソン」には、私もエントリーしていましたが、中止ハガキが届き、参加費3,000円は現金書留で返却されるそうです。
③週2~3回勤めている小学校では、2/28~3/31まで勤務なしと突然連絡が入りました。ホッとする反面、子供たちの明るい笑顔が急に見れなくなる寂しさに襲われました。
④毎週水曜日に実施している「手話サークル」も全会一致で3月はお休みとなりました。来年度(4月)から代表を退くことにしていましたので、それが1ヶ月早まった感じです。
⑤ほかにも、週2~3回の太極拳の教室や シルバー人材センターの懇談会など、3月の行事が中止に。 去年の年末に「歩こう会」と「料理クラブ」も退会していますので、3月のカレンダーはほとんど真っ白です。毎朝 神社でやる「早朝体操と太極拳」だけが続いています。屋外だから という理由ですが、マスクだけはしてくださいとのこと。


さて、ジオラマに戻ります。前回は全体ベースにループ線を敷設したところまででした。今回は、概略図の黄色のエリアの製作から始めます。このエリアは「箕面ビジターセンター」が中心となります。


この写真は4年前に当家ファミリーで「箕面ビジターセンター」の"もみじ広場"でBBQをした時のものです。マイカー族には評判のBBQ広場です。この広場を囲むように箕面大滝に通じる源流が流れています。


ということで、概略図黄色のエリアのベースを5mmtスチレンボードで採寸しました。


隣りのブロックとは「観光鉄道渓流線」の線路で繋がります。


隣りのブロックは、山並みの高さが18cmあり、地下駅を見せる垂直なカット断面もあり、どういう地形でつなげていくか、楽しい時間が始まっています。


30mmtのスタイロフォームで、地面に隠れる構造部分から具現化していきます。写真右方に、箕面ダムを想定したくぼみも作っています。