イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

ジオラマ収納ケースの製作

シリーズで作ってきた「1200✕450サイズ」のジオラマも 3つになり、いよいよ収納が問題になってきました。4作目の前に、きちっと収納ケースに入れようと、全てが入るケースを物色したのですが、既製品は目ん玉が飛び出る値段とわかり、自家製でがんばって作ろうと方針変更しました。


シリーズ1作目の「矢切の渡し」です。青少年時代の思い出を込めて作りました。


シリーズ2作目は「鎌倉・あじさいのころ」です。大学の友人夫妻の案内で現地を楽しみました。


3作目は「ゆずる鉄道」。地元 箕面大滝に鉄道を走らす初夢をテーマにしました。


いままでのジオラマの保存状態です。右は1作目を3段に積み上げてダンボールで覆っています。左は、2作目(専用のケースに入れてます)を下にして3作目をその上に載せて新聞紙で覆っています。
これらをまとめて収納するケースということで、そのコンセプトは、
①これからのことも考え、5~6作品が収納できるようにする。
②ショーケースではなく収納ケースなので前面だけガラスにし、効率よく重ねる。
③防塵構造にする(スキマは極力なくす)。


さっそくコーナンに行って材料を当たりました。今は簡単に組み立てられる構造の枠組み材料もあったのですが、ぐらつき、スキマ、定尺、など問題も多く、結局のところコンパネ(1800✕900✕12)を寸法切りすることにしました。下書きした寸法図を持って再度コーナンに行き、コンパネ購入後その場でカットしてもらいました。1カット30円ですが、非常にありがたいです。


自宅で旋盤、のこぎりを使うこともなく材料がそろい、あとは組み立てです。スリムビスをドリルで入れていたのですが、ねらい通りに入らないこともあり、ボンドとクギ打ちで組み立てることになりました。


コンパネは片面がきたない状態なので、内面をきれいな面にします。前面のガラス戸レールも取り付けます。


作業途中の状態です。娘の部屋が空いているので作業場にしています。


背面(5mm厚のベニヤ)も取り付け、立たせました。かなりの重量になり、立たせるのも一苦労でした。


翌日、収納ケースを載せる「受け台」をコンパネの残材で作りました。切断はコーナンに行き、カット代300円で2つの受け台ができたので満足です。


ガラス店で寸法切りしてもらったガラスを4枚はめ込んで完成しました。3つのジオラマが上段に入りました。受け台を入れた高さ1,689、幅1,254、奥行き545です。コンパネ4枚とベニヤ2枚、カット代、ガラス戸レール4本で合計1万円弱、ガラス3mm厚4枚で11,550円。合計2万円を超えましたが、これからも使えるし収納効率もいいので良かったと思っています。


最後に、オチがあります。クギ打ち作業で人差し指まで打ってしまいました!!

踏切遮断棒のサーボ駆動

今年のジオラマテーマがほぼ決まって、いざ取り掛かろうと思っているのですが、踏切の遮断棒の動きがどうも気になっていて、現時点レベルの動きで踏切を完成させておこうと思った次第です。一部重複しますが経過から載せていきます。


これはサーボ駆動検討以前の踏切です。遮断棒は重量を持たせるため あらかじめSUSパイプをかぶせてあります(既掲載)。


まず、遮断棒の軸受だけ地上に出るワクをつくり、地下にサーボモータ1つが中心に収まる構造にしています。窓の網戸の底に使っている車輪を利用してヒモを架け、水平移動を垂直移動に変えます(既掲載)。


軸受部に遮断棒を取り付けました。軸受のスキマを0.5mmのプラバンを左右から挟み、ガタを少なくしています。軸から5mmの位置にヒモを架ける穴があいています。


ヒモを引っ張って遮断棒がスムーズに上昇するか見ています。


サーボモータのフィンの先にヒモを取り付け、写真のフィン角度が遮断棒開放の位置になるようにします。


フィンの両先端にヒモを通して固着したあと、実際の位置にサーボを固定し、遮断棒が開放の位置になるように遮断棒端末の穴にヒモを通して固着しました。
いよいよサーボ駆動です。遮断棒が水平位置に下りるよう、サーボの回転角度を決めていきます。



踏切遮断棒のサーボ駆動
ご覧の通り、遮断棒の動きがガタガタですね。サーボのフィンの動きは「Varspeedservo関数」のおかげで比較的スムーズなのですが、ヒモのあそび、遮断棒の軸のガタ、回転軸の接触抵抗、棒の自重の軽さ、などでスムーズとは言えません。私の工作レベルでは、あとは遮断棒の軸に潤滑液を注入するくらいかな?


ひとまず踏切工作はここまでとし、今年の構想を続けていきます。


前回お話したように、「去年の作品」と「今年の予定作品」を合体して3つの軌道、4つの駅、1つの踏切、1つのポイント切替を"Arduino制御"することになり、「Arduino UNO」の場合、デジタルピン数(有効数12個)では足りません。


「シールド」で増設したり、上位品種にする方法は労力がかかるし 困っていたところ、「Arduino NANO」はデジタルピン数が22個もあり、UNOと同じ扱いでいける(IDEも同じ)と本にあり、正月明けに日本橋のいつもの店で購入。


「Arduino NANO」は写真の通りP板上に差す小型タイプでブレッドボード上でも使えます。これで自由に今年のテーマに打ち込めるして、購入後店内で店員と雑談していたら、「UNOでもアナログピンをデジタルピンとして使えますよ」という衝撃的な答えが返ってきました!! 更に「NANOはピン数もUNOと一緒ですよ。NANOのデジタルピンは22個もないよ」とのこと。現物をよく見ると確かにピン配列はUNOとそっくり。購入したNANOは予備在庫にしようと、あえて返品はしませんでした。結局、本にある数字が間違いのようです。

本年のジオラマ構想

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。早いもので、ブログ開設から4回目の正月を迎えました。完全に生活のリズムになっていて、毎年 年初のジオラマテーマ設定がモチベーションを維持できていると感じています。本年もお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。


昨日 初詣に行ってきました。太極拳をやっているいつもの神社で、正月3日目ともなると、さすがに参拝者の数も少なく、数年前 長蛇の列で1時間待ちだった元日のことを思うと、きょうで正解でした。


さて"今年のジオラマテーマ"ですが、昨年製作した「ゆずる鉄道」を延伸させようと思うに至りました。昨年 地元箕面の観光名所「箕面大滝と滝道」に仮想の列車を走らせて好評だったので、その滝の奥にジオラマを展開させようと思った次第です。


滝の奥は地形上どうなっているかというと、滝の源流の1つになっている「箕面川ダム」と、その途中に「箕面ビジターセンター」があり、東海自然歩道の起点もここにあります。これらのエリアは『明治の森 箕面国定公園』に指定されています。さらにその奥には「勝尾寺」があって大阪府下の初詣客でにぎわいます。ここまで「ゆずる鉄道」を延伸させようと思います。 もう少しそれぞれの場所を紹介します。


①箕面川ダム:高さ47mの、岩石や土砂を積み上げて造られたダムで、ダム湖の周りは県道が走っています。ブロブ開設の頃、この周辺を散策した記事です(下記)。


箕面大滝の水源は上図でもわかるように、大小の支流が集まってますが、箕面川ダムからの放流も水源の1つです。(上図は倉田市長のブログより拝借)


このダム擁壁に沿って横断するように「ゆずる鉄道」を敷設する計画で、今からワクワクしています。


②箕面ビジターセンター:箕面国定公園に生息する野生動物の展示や講義室などがあり、周辺は自然散策路、バーベキュー広場など楽しめる施設が揃っています。


ビジターセンターの横は「東海自然歩道の西の起点」の入口になっています。この石段を上って1,697km先の東京の高尾山までの長い道のりです。


③最後の名勝は「勝尾寺」です。ビジターセンター前を通過してクルマで7~8分行くと「勝尾寺」の山門に着きます。8万坪の境内は桜、アジサイ、もみじなどで四季が楽しめます。


"勝ち運の寺"、"勝ちダルマの寺"としても全国から大勢の勝ち運を祈る参拝者で溢れます。運気が上がるパワースポットにもなっています。


以上①②③のように、箕面大滝の奥のエリアも魅力がいっぱいです。この地区に「ゆずる鉄道」を延伸しようと、正月にレイアウトを考えました。


←-----------------昨年完成------------------------→ ←-----------------今年の挑戦----------------------→


昨年と今年のレイアウトを並べたので図が小さくなってしまいました。次回から製作順序など計画していきます。