イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

瀧安寺境内の製作

瀧安寺周囲の地形ができあがったので、境内のストラクチュアー関係を作っていきます。まず境内の入口に当たる広場から始めます。


これが広場で、左下から伸びる道の入口に鳥居が立っているので、鳥居から製作です。


現地の実際の鳥居です。かなり年月が経ってヨゴレています。


楊枝、スチレンボード、厚紙を素材にして、


作りました。色塗りは後ほど。


つぎにベンチです。現地には実際4つありますが、ここでは2つにします。ペーパークラフトの残材を使い、カッターでスリットを入れ、表面をパステルでこすりヨゴシてます。


滝道と広場の境にある低いブロック塀をスチレンボードで作ります。ドライバーでスリットを入れて、石積み壁と同じように色塗りします。


できあがってセットしました。地面との隙間をフォーリッジで埋めています。


先に作った鳥居とベンチも配置しました。鳥居は色塗りしてかなりヨゴシています。実際の広場はもっと広いのですが、ジオラマ上は狭いので、かえって鳥居が大きく見えてしまいます。現地ではこの鳥居は入口の片隅にあって、あまり印象的ではないのですが、ここではすごい存在感が出てきました。ジオラマで何を訴えるか、意図を外れた結果にちょっと戸惑っています。 つぎは、瀧安寺境内です。


境内に玉砂利を敷こうとしましたが、適度の大きさのものがなく、ここは灰色のサンドを撒くことにしました。茶こしを使って撒きました。


これは瀧安寺を広場から見た写真で、山門の両側に側壁が連なり、その前方に生け垣を配しています。側壁と生け垣を作ります。


側壁は5tスチレンボードを壁に使います。


現地の壁が明るい色だったので、黄色で塗り ヨゴシました。屋根はGMの瓦屋根を使いました。しかし、配置してみると黄色のドぎつさが目立ち、もっとヨゴシが必要です。


写真左のように、ウェザリングマスターを使い かなり徹底的にヨゴシました。これで落ちついた色合いになりました。


つぎは手前の生け垣です。スチレンボードでワクを作り、ボンド水溶液を全体に塗り、


草色パウダーを全体にまぶしました。瀧安寺本堂と社務所に行く石畳の通路も厚紙で作りました。


生け垣と通路を配置したところです。


山門と側壁も配置しました。山門はもともと鐘楼を流用しているので重量感がないのですが、側壁を左右に配したことでそれらしく見えるかな?


さて社務所ですが、奇策を思いつきました。(株)さんけい製「売店A」です。看板を外し、屋根を瓦にしたら社務所に見えないか? 


まず本来の売店を作りました。正面から見るとそれほど違和感はなく、これでいこうと決めました。


瓦屋根に替えて、全体にヨゴシをつけて、うまく収まりました。本堂を置けばこれでほぼ瀧安寺の境内も終了します。 つぎは瀧安寺の背景である山に樹木を植えていきます。

昆虫館のまわりをツメる

2つの建物(昆虫館と龍安寺)の背景の山容がほぼ決まったことで、建物のまわりを整備していきます。龍安寺の境内の地形からです。


境内に上がる階段とスロープ以外の断面は石積みで造られていますので、マイナスドライバーで石積みの溝を掘ります。


そのあと壁面全体を黒塗りしました(溝に黒色が浸透するように薄めの黒で丁寧に)。


つぎに白のコンテパステルで軽めに表面をこすりました。階段とスロープは灰色で塗り、石積みの上下を草色パウダーで覆いました。龍安寺境内の台地はひとまずここまでにして、昆虫館の周囲のドレスアップを行います。


まず 滝道に入るスタート地点に桜広場に上がっていく山道があります。ここから始めます。

スチレンボードで1段1段をつくり、順に貼っていきました。


濃い茶色で塗り、よごしを入れました。


昆虫館のまわりは草色パウダーを撒いています。


山肌のときと同じように数色のフォーリッジも適当に置きました。写真の右上方にもう一つの山道がありますが、桜広場から下りてくる道を想定しています。実際の現地には、往復10分のところに桜広場がありますが、もちろんここでは ”道つながり” だけの表現です。それに 秋11月の設定ですので、桜は論外です。


ということで、そろそろ本格的に紅葉をちりばめなければなりません。上りの山道に沿って2本植えてみました。いきなり 全面をもみじで覆うのはドぎついので、渓流の川上に行くにしたがって徐々に増やして植えていきます。写真では緑とのコントラストが強いですな~。


奥の山道付近にも2本植えました。この2本のもみじは赤のフォーリッジで葉っぱを表現しています。実際のジオラマ上で比較してみると、左の方(手間をかけた方)が自然な感じがしますので、この方を多用していきます。もみじ以外は11月とはいえ、まだまだ緑が残っているので従来の木々を植えていきます。


昆虫館を所定位置にセットしてみました。山がかなり接近していますが、不自然ではない感じです。奥のもみじもワンポイントになっています。


先に作っておいた昆虫館の表示文字と営業案内板を立てました。


つづいて、館内入口の脇をちょっとした箱庭風の情景にしてみました。近所で拾った小石を活用してます。
ここまでで昆虫館のまわりを終了。つぎから龍安寺周辺にいきます。

背景の山並みと龍安寺

背景の山並みを茶色で地塗りしたので、山肌を色加工していきます。


コンテパステルの白と黒で、地面らしく、岩肌らしくしました。


この上に、草色のパウダーを撒きました。


更に3種類のカラーフォーリッジを適当にちぎって置きました。これで山肌自身は終了、このあと樹木を林立していきます。ところで 手前の平地ですが、龍安寺(塗装していない四方のスペース)のヨコの広場に入る部分を傾斜にしています。


広場に入る入口は当初、カッターでこのようにカットしたあと色塗りしたら、スチレンボードの地肌が写真のようにくっきりでてしまい、おさまりがつかなくなってしまいました。土色のサンドで全体を覆う方法もありますが、この部分をカットして広場と同じスチレンボードの表面で傾斜を出すようにしました(前出の写真)。


さて、龍安寺境内の製作に入ります。本堂は写真のTOMYTECの「お寺A3」を使うことにしました。


その前に、この写真は去年 キット製作した さんけい(株)の本堂です。このペーパークラフトの方が質感がよく 好きなのですが、同じものを使うよりバラエティー重視で、今回はTOMYTECの成型品を使うことにしました。


これが組み立てたTOMYTECの本堂です。前方の階段などは組み立て前ですが、写真でもはっきりわかる通り、屋根の前方が左下に曲がっています。この成型ひずみはとれませんでした。成型品の弱点は本堂の壁面4隅の隙間にもでており、組み立て精度はレーザーカットのペーパー品に比べると天と地の差です。ただ、瓦屋根自体は厚みがあり、ペーパーより重厚な感じが伝わってきます。


龍安寺の入口の山門は、備品入れにあった残材の鐘楼を使うことにしました。屋根がピッタリです。支柱が細すぎますが、工夫が必要かも‥。


つづいて境内のベースをつくりました。5mmtのスチレンボード2枚を合わせて、正面の階段と脇のスロープも加工しました。


2つの建物を置いてみました。