イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

線路のレイアウト

前回 全体の概略図を決めた後、さっそく線路の敷設からスタートしようと思ったのですが、ポイント切替部分で箕面川とレールの高さが同じで橋を架けるにはやはり無理があるので、「ゆずる鉄道山間線」のレイアウトを変えることにしました。


上図が、練りに練った再検討後の概略図です。「ゆずる鉄道山間線」は、流れ落ちる滝の背後(下側)を回って「滝下駅」にくるようにしました。この結果、2つの線はポイント切替部分のない独立した線になります。また、KATOのポイント切替がないので、あえてユニトラックを使う必要もなく、全てフレキレールとします。レールジョイナーも1ヵ所のみですっきりします(フレキレールが850mm長なので中間でつなぎます)。  川、レール、滝道の高低差は上図の通りです。山間線レールは滝に向かって徐々に上がっていくようにします。

実作業のスタートです。450✕1200のベースを 30tスタイロフォームで採寸しました。


スタイロフォームを切る糸鋸はないので、カッターナイフで箕面川のワクをつくりました。川底は途中から上がっていき、滝に近づくにつれスタイロフォームの上面より高くなります。


つぎに、線路の道床は5tスチレンボードに厚紙を貼り合わせました。


ベースに置いてみました。線路の敷設をまず仕上げたいと思いますが、道床を固定する前に踏切を設置する準備(ベースの加工)をしておかないといけないので、次回はその作業です。

テーマ名は「ゆずる鉄道」

今年のジオラマの題材を 地元箕面の滝道に決めました。滝道に沿って観光鉄道も走らせる計画ですが、その概略をお話ししたいと思います。


ところで 箕面の名産は「ゆず」です。少し山あいの地区で育てています。種から18年かかり 一般的なゆずより大きくて強い香りがします。詳細は下記です。


そして箕面市のゆるキャラが、「滝ノ道ゆずる」クンです。箕面滝とゆずを掛けて、”譲り合いながら滝道を楽しく散策ください” という意味でしょうか。詳細は下記です。


ちなみに昨年の全国ゆるキャラグランプリで、「ゆずる」クンは全国5位になりました。


これは昨年のシルバー人材センターの会員作品展の際、「ゆずる」クンと2ショットしてもらいました。


さて本題ですが、以上から ジオラマ製作テーマを「ゆずる鉄道」にしました。前回立てた ”製作にあたっての思い” を、具体的にチャート化してみました。


滝道周辺にはいろいろな建物、名所があるので、順番を間違えずに製作しようと思います。それと、せっかく鉄道を敷設するのだから2線、2電車を考えました。ここで気をつけたいのは、軌道に勾配をつけると敷設や走行でマイナス要因になるので、全線で同じ高さを前提にし、地形の方に高低差をつけていきます。


作業開始です。白紙の上にユニトラックを敷きました。一番きつい曲率はR216です。点線の部分はフレキレールにします。この結論に至った背景は、
①去年の経験から、レールジョイナーを極力減らす考えでしたが、切替ポイントにKATO製を使うので、「全線フレキレール、ジョイナーなし」にはならず、ユニトラックとフレキレールのジョイント部を少なくする→1ヵ所のみ。
②ユニトラック同士のジョイントはそれほど不安定要素はない。
③点線の軌道はユニトラックではうまく収まらない。


次回から450✕1200のベースをスチレンボードで採寸し、レール敷設からスタートです。

今年のテーマは 地元・箕面滝 ~久しぶりに滝道へ~

新年もきょうで22日目を迎え、いよいよ新しいジオラマ製作の段階に入ってきました。今年進めるにあたり、方向づけを整理すると、
 ①昨年の ”車両走行かつ自動運転” がよかったので、今年もレイアウトに組み入れる。
 ②この2年 450✕1200スケールだったので、同スケールで作り「3部作」にしたい。
 ③製作テーマは、知人や実弟の声を取り入れ、我が地元の観光地、箕面の滝道にする。
 ④更に、”空想の世界をジオラマで” 。滝道に観光鉄道を走らせたらおもしろい、と弟。
以上の内容に沿って進めることとしました。


題材に 我が観光地、箕面の滝を選ぶなんて思いもよらなかったことですが、久しぶりにまずは現地を "取材" しようと、きのう行ってきました。今回のブログは滝道散歩です。


これは箕面公園のガイドマップです。左下の阪急箕面駅から右上の箕面大滝までの滝道40~50分の散策コースは、この一帯が「明治の森 箕面国定公園」に指定され、特に秋はもみじを見に大勢の人で賑わいます。
詳しくは http://minohkankou.net/pdf/pdf1.pdf でご覧ください。


起点は阪急箕面駅で、大阪市内から電車で30分の近さです。家から自転車で来ました。


箕面渓谷に沿った滝道が始まるのは、この「一の橋」からです。チャリを置いて、歩いて滝に向かいます。


すぐ 食事処「音羽山荘」が見えてきました。大邸宅の旧家をリメークしていて、最近こういった建物が増えています。ここは結婚式も挙げられます。


この写真は以前、たまたま結婚式に遭遇した時の「音羽山荘」です。


ほどなくして「昆虫館」にやってきました。箕面の森に生息する昆虫を紹介しており、1年中 蝶が舞っている大きな会場もあります。


春から夏にかけて「川床」がオープンし、清流のほとりで宴ができます。昔から渓谷沿いでお茶会などが催されていたらしく、今こうやって復活しています。


「瀧安寺」に来ると、様子が一変していました。一昨年の台風21号や去年の台風の爪跡が生々しく残っていました。1年半以上経つのにブルーシートがかかり、屋根のカタチが凹凸にもぎとられたままです。1年以上閉鎖していた滝道が通行可能になって2ヶ月経ったので今回様子を見に来たのですが、この光景に唖然としました。


更に滝道を進むと、またまた信じられない景色が‥。


こんな状況がしばらくつづいていました。


先日行ってきたという友人が話していましたが、「まだまだ完全復旧まで数年はかかるわ」という意味がやっとわかりました。2ヶ月前まではこの付近が通行禁止で滝つぼまでは行けませんでした。


気をとり直してその奥へ進むと、「唐人戻岩」にきました。


この岩の案内板です。


1時間ほどでやっと滝が見えてきました。ここらあたりは台風被害はあまり見えません。


滝つぼのまわりは三方が大きな岩壁で囲まれています。日本の滝百選に選ばれている落差33mの名瀑です。紅葉の時期は右のもみじが滝の流れに映えます。
ということで、今年の舞台になる現場を紹介しました。真冬なので木立に色もなく、台風被害も重なって、読者のみなさんにはいいイメージがなかったかもしれません。早期復旧を祈る気持ちも込めて滝道を製作していきたいと思います。


出かける前に妻がリクエストしていた箕面名物「もみじの天ぷら」を買ってきました。油っこさがなく、カルビー並みに止まらなくなります。


(汚い写真を申し訳ありません)我が家に着いてもう1回唖然としました。カラスです。これほど派手な”現場”はそうないと、思わずパチリ。 ブログ作成中に娘が顔を出して「最後にこれかい!」