昆虫館のまわりをツメる
2つの建物(昆虫館と龍安寺)の背景の山容がほぼ決まったことで、建物のまわりを整備していきます。龍安寺の境内の地形からです。
境内に上がる階段とスロープ以外の断面は石積みで造られていますので、マイナスドライバーで石積みの溝を掘ります。
そのあと壁面全体を黒塗りしました(溝に黒色が浸透するように薄めの黒で丁寧に)。
つぎに白のコンテパステルで軽めに表面をこすりました。階段とスロープは灰色で塗り、石積みの上下を草色パウダーで覆いました。龍安寺境内の台地はひとまずここまでにして、昆虫館の周囲のドレスアップを行います。
まず 滝道に入るスタート地点に桜広場に上がっていく山道があります。ここから始めます。
スチレンボードで1段1段をつくり、順に貼っていきました。
濃い茶色で塗り、よごしを入れました。
昆虫館のまわりは草色パウダーを撒いています。
山肌のときと同じように数色のフォーリッジも適当に置きました。写真の右上方にもう一つの山道がありますが、桜広場から下りてくる道を想定しています。実際の現地には、往復10分のところに桜広場がありますが、もちろんここでは ”道つながり” だけの表現です。それに 秋11月の設定ですので、桜は論外です。
ということで、そろそろ本格的に紅葉をちりばめなければなりません。上りの山道に沿って2本植えてみました。いきなり 全面をもみじで覆うのはドぎついので、渓流の川上に行くにしたがって徐々に増やして植えていきます。写真では緑とのコントラストが強いですな~。
奥の山道付近にも2本植えました。この2本のもみじは赤のフォーリッジで葉っぱを表現しています。実際のジオラマ上で比較してみると、左の方(手間をかけた方)が自然な感じがしますので、この方を多用していきます。もみじ以外は11月とはいえ、まだまだ緑が残っているので従来の木々を植えていきます。
昆虫館を所定位置にセットしてみました。山がかなり接近していますが、不自然ではない感じです。奥のもみじもワンポイントになっています。
先に作っておいた昆虫館の表示文字と営業案内板を立てました。
つづいて、館内入口の脇をちょっとした箱庭風の情景にしてみました。近所で拾った小石を活用してます。
ここまでで昆虫館のまわりを終了。つぎから龍安寺周辺にいきます。