瀧安寺別頭 ②/タブレットルーム
きょうはジオラマに入る前に、小学校で仕事を始めた話をちょっとさせていただきます。最近は授業にパソコン(タブレット)を取り入れた小学校が増えていますが、箕面市でもその一環として、放課後にタブレットを使って自由学習するスタディルームが7月からオープンしました。まだ試行段階で市の中の6つの小学校だけにテスト的に導入されました。そのスタディルームの管理者として仕事してみませんか?と6月中旬にシルバー人材センターからお誘いの連絡があり、承諾しました。
家からチャリで5分のところにあるこの小学校で、平日の放課後2名で交代に出勤しています。対象は3~5年の生徒で放課後生徒が自由に入室してタブレットを受け取り、学習ソフトを開いて「合格メダル」ゲットを目指して国語・算数・理科・社会の問題に挑んでいます。我々の業務は、①タブレットを立ち上げ、その生徒のID/PWを設定して手渡す。終了後はタブレット収納庫に入れ充電セットして施錠。②使用中のトラブルの対応。③スタディルームのセキュリティー管理全般です。校門を出て、ホッとする瞬間がたまらなくいいです。
というのも、②のトラブル対応が日々違うし、メカトラブル、ソフトバグ、生徒の言動、学習内容の相談‥。でも小学生は純粋です、かわいいです。「先生」って来られたら、こちらも精一杯頑張らねばとなってしまいます。7月のスタートにあたり、教育委員会から運用の説明がありました(写真)が、試行段階なので来年4月の正式導入までに仕上げたいと言ってました。毎日10~20名の生徒が来ます。”スタディルームつながり” がパワーになって、運用の完成度が高まればいいなと思っています。
さてジオラマに話を戻します。「D地区」の地形を製作中です。
中央に瀧安寺別棟を置く平面、石壁を固定し、左右の山肌を土色に塗ってパステルでボカシをしました。
緑パウダーとフォーリッジでグリーン化するいつもの工程です。
瀧安寺別棟を配置する境内の面は白パステルでなじませています。垂直に近い手前の石積み壁は湾曲していますが、前作の経験から 直線と直線では つなぎ部分がカドばるので3tスチレンボードの内側に細かくスリットを入れて曲線化しています。
瀧安寺のヨコの山肌は大きくエグッています。これはトンネル入口を ”防護壁” にするのでこの部分がよく見えるように思い切って相当削りました。
こちらから(展示会でお客さんが見る側から)見るとこれだけ手前の山肌を削りました。
トンネル入口にこんな防護壁を設置します。
実際に取り付けて緑化しました。奥のスキマ部分を埋めます。
防護壁の完成です。単に石積みのトンネルポータルにするより変化を持たせました。
つぎは瀧安寺境内の周囲塀の製作です。実際の瀧安寺は白塀なので3tスチレンボードで9ピース作りました。横にスリットを入れて黒パステルでヨゴシています。
周囲を囲みました。境内への階段入口だけ空いています。
白塀の下の部分に沿って緑パウダーも撒きました。
入口に扉を設置。一般客は入れません。 横に「瀧安寺」の名板も付けました。つぎは境内に置く小物アイテムです。
左から、ゴミ入れ、失敗作、平坦な物入れ、傘立てに入れた傘、外に置くロッカーです。傘の柄はFeワイヤで作りました。
さっそく設置。やっと人の気配が感じとれるようになってきました。この2階の棟は「研修場」を想定しています。
入口付近にゴミ入れを置き、境内全体が完成です。境内に樹木を置く予定でしたが、TOMYTECの建物がかなりを占めて余裕がなくなりました。
最後に、遊歩道からの目線で別棟を見てみました。もみじと赤い橋がからんでいないので物足りなさが残りますが、これからにカケます。