イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

高齢者作品展

箕面市の老人クラブ連合会(会員 約2,500名)主催の作品展が9月8~12日の5日間、箕面駅前の文化センターで開催されました。応募作品は111点。その中でジオラマ展示は、私の「大阪ユートピアランド」と「明治末期の箕面駅前の博覧会」(市民の会=団体作品)の2点でした。


いつも思うのですが、写真、絵画、パッチワーク、服飾品、刺繍、などが主流で、女性が約7割を占め、平均年齢75~80歳?の老人会ですのでジオラマは異色中の異色で、注目される恩恵を受けています。


開場の2日前に搬入してセットを終えて帰り 初日に会場入りしましたが、多くの来場者が訪れていて盛況でした。運営はすべて老人会会員の方々の協力で実施され頭が下がります。


私もさっそく動作確認をしました。スタッフの方々の評判もよくホッとしました。「ご立派で賞」をいただきました。箕面市長賞は残念ながら‥‥


動作は3つです。①観覧車は起動ボタンONで、約30秒で1回転し連続で回しておく。
        ②展望車は起動ボタンONで、両駅間を2往復する。
        ③周回車は起動ボタンONで、駅を発車し、周回軌道に入って1周後
         スイッチバックして駅に戻る。
私が居る時だけ動かすようにしています。幸い、妻のデイサービスの曜日が多く、ヒルの時間がとれましたのでよかったです。


多くの友人が見に来てくれました。ありがたい、感謝 感謝です!


私のクラブも活動紹介コーナーで掲示しており、同好会の多いのをアピールしてました。


その中で、私が現クラブに入るきっかけとなった早朝体操/太極拳 同好会も載ってます。


「明治末期の箕面駅前の博覧会」(市民の会=団体作品)のジオラマも紹介しておきます。箕面の歴史を飾るラケット形箕面駅が再現されていて、知らない方は興味深かったと思います。



ジオラマ「大阪ユートピアランド」(作品展で)
最後に、会場で映してくれた友人の動画を紹介します。3つのアイテムが同時に動いています。(途中で見学のおじさんが会場の雰囲気を"演出"していて、ま いいか‥)

動力関係をツメれば完成

前日9/6 昼前に「箕面市高齢者作品展」にジオラマを搬入しました。"締め切り"の呪縛から解き放たれた今の気持ちは、解放感でいっぱいです。


前回でモノは全て作り込みましたので、残りの作業は下記の回路と実装、Arduinoスケッチとその確認です。
①観覧車を低速で回り続けさせること。
②高架線の展望車両を発車し2往復させること
➂周回線の車両を引き込み線の駅から周回ループに入れて 再び引き込み線に入って駅に戻ること、の3つです。Arduino UNO とブレッドボードで回路を作っていく方法で今までやってきているので、①②③もそれぞれ この方法でやっていきます。


①の観覧車から始めます。そのまえに、観覧車の回転軸のカバーに「ゆうと君」を貼り付けました。


ゴンドラに乗る人も立てました。


観覧車の回転動作は、昨年秋に定速ギアボックス(TAMIYA)を使って確認しており、ブログでも掲載済です。今回は半年ぶりに回転動作確認をして異常なしでした。


②の展望車の運行についても、2つの駅間を2往復する制御はうまくいきました。    


➂の周回線は、TOMIXのトーマス用客車を改造して観覧車を作って蒸気機関車に引かせる構想でした。


非常にアンバランスで、客車の床面が異常に高く、組合せとしては最悪ですが、蒸気機関車で走らせることにこだわり、このスタイルで進めることにしていました。ところが、数年ぶりに機関車を動かしてみると全く動きません、車輪に注油しレールを磨きトライを重ねてもダメでした。以前落下したこともあり、結局諦めました。


手持ちの車両で確実に動いたのは写真にある低床の車両でした(ケースもなくなり車種不明)。写真でわかる通り、ホームとの段差は10㎜もありました。この期に及んで、ホームを改造するしかない!


苦肉の作です。ホームの途中から階段状に降りて車両に合わせました。フィギュアで階段を降りる人、階段に座る人で調和をとったつもりですが、車両に関心のない私ならではのミスでした。


3つの「Arduino UNO+ブレッドボード」は、ジオラマのウラ手にスタイロフォームのボード上に置いています。周回線のループも敷きました(フレキレールで)。


全景です。作品展に出すにはウラ手の回路を隠す必要があり、我が家の物置を探します。


以前作った背景写真を立てることにします。


左側の景色です。ジオラマの池や入場門と背景がマッチングしてませんが、仕方ありません。


右側の景色です。こちらの方はよくマッチしてます。


目線を下げてみると、実に自然な感じです(自己満足)。背景のけむりみたいなものは、写真の反射です。


昨日 作品展会場に搬入しました。


裏側は制御まわりをこのように置いています。それぞれに起動押しボタンがあって、3つの動きを自由にパラ運転できます。観覧車はずっと回転させておいてもいいかな?
今までの経験から、見学者に起動ボタンを前面に出して押してもらう方法を止めました。トラブル発生時に私が不在では受付の方が困ってました。私がいる時に自分で操作します。
今回のジオラマ、どんな印象を持たれるかな?
2日後から5日間開催です。

展望線(高架線)の敷設

きのうきょうは朝晩の空気がわずかですが、秋を感じますね。といってもエアコンの使用は変わりません。神社では夏休みなので子供たちも朝の体操に来ていて、私も久しぶりに体操/太極拳に行きました。


途中、誰かが西の空を指差しているので振り返ると、あざやかな虹が出てました。未明に降った雨が上がり、気持ちのいい朝を演出してました。


数日前は、4年ぶりに飲み仲間でホテルのプールサイドビアガーデンで乾杯しました。


きのうは近くの公園で盆踊りです。我が老人会も協賛して募金集め、準備、駐輪場管理等、いっしょに楽しみました。写真は、開始まもなくで来場者もまばらですが、日没後は3重の輪が演台を囲んで生演奏の太鼓/歌手の気合に盛り上がりました。


さてジオラマ。今回は黄色点線の展望線(高架線)の敷設です。両端のホームは完成してますので、まずは線路を支える支柱台を4つ作りました。写真左から、池の淵に1つ、池を渡ったところに1つ、入場門近くに1つ、小山の傾斜部に1つです。


線路はフレキシブルレールを使い、道床は6x6㎜の木材棒2本を曲げて使います。木材を曲げていく作業に時間をとられました。当初はスリットを設けて 多少割れが入るが手で曲げていったのですが、強度が不安でボツ。


ドライヤーで局部を加熱し 滑らかな曲げを期待するも、加熱不足でこれもダメでした。


最後はろうそくです。もちろん多少の焦げはありましたが、割れはなく、この方法で2本作りました。


部分的にRのきついところもありますが、手直ししながら自然なカーブがほぼできました。


支柱台に乗せては曲げ角度の調整を繰り返し、どうにか道床ができました。


支柱台に接着固定し、重しを乗せて翌日まで待ちました。また2本の道床の間のスキマに、フレキレールを固定するための木片(2cm長)を適当に挟み込んで接着しました。


道床に沿ってフレキレールをクギで固定していきました。クギ間の間隔は、3~10cmほどで、曲率の程度によって枕木にピンバイスで孔をあけてフレキレールを全長固定していきました。


高架線レール(左側)を敷設した状態です。久しぶりに観覧車(写真左側)をセットしてみました。観覧車との接近を実際に見るためです。


もともと高架線のカーブ度合いを決める際、観覧車との間隔も考慮し、また曲率がきつくならないよう決めて作り込んできましたが、7~10㎜のスキマを想定していました。


車両を置いてみると、ヒヤ汗ものでした!スキマが2~3㎜!! 実際 観覧車を回転させてみると、接触はなかったものの敷設設計の甘さを痛感しました。


つぎは車両通過時の検出に使うリードスイッチの固定/配線です。検出方法には従来からリードスイッチを使っているので今回も同様です。ただ、今回 レール間に入れるため小さめのスイッチを入手。接点片はガラス封止されていてリード線に力を加えるとすぐにガラスが割れ、扱いに注意です。ラジペンで本体部に加圧しないよう曲げ加工していきます。


周回線のレール(ユニトラック)は脱着可能なので、道床に孔あけし配線を裏から引き回しできるので、自由にできました。要はリードスイッチ本体に力を加えないようにすればいいのです。


高架線のほうは、これも下が抜けているのでなんとかなりました。


高架線のレールへの通電配線も終えました、リード線が隠れるよう終端処置を別途します。


ということで、高架線の電気関係も終了し、次回は車両運転に移ります。