イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

久しぶりの東京へ

1年ぶりに東京へ行ってきました。今回の目的は、いとこ との再会、スカイツリー、実弟の「版画展」見学です。2日間とも晴天に恵まれ、足が棒になるくらい歩き、新しい人との接触や 初めて見る光景に感動し、本当に満足の一人旅でした。時系列で書きます。


いとこ に会うのが夕方だったので、それまでの時間を墓参りに当てていました。千葉県松戸の「八柱霊園」に向かう車窓から江戸川を撮った1枚です。私の実家(もうありませんが)は高いビルの方向あたりでした。奥に常磐線の鉄橋、ちょうど中央に「三角帽子の取水塔」と「矢切の渡し」の桟橋の茂みが見えました。去年の夏、“取材” で訪れた場所です。秋晴れの空と川面がすがすがしかったです。


「八柱霊園」は東京都が管理する 東京ドーム20個分というとてつもない広大な霊園です。


いきなり名画が出てきてビックリされたと思いますが、墓参りを終えて いとこ に会う前に、彼の家の近くの東京電機大学のキャンパスをぶらついていたら、建物内の一角に「電大ギャラリー」会場を見つけ、名画を堪能しました。


もちろん本物ではなく、有名な「オルセー美術館」と共同制作された画像処理技術を使った“複製アート”だったんです。畳1帖ほどもある原寸の迫力ある作品に圧倒されました。
会場は写真撮影もOKで撮りまくりました。


もうひとつ興味を持ったのは、同じ会場で展示されていた立体画像処理研究です。1枚の絵さえあれば、手前の人の顔と奥にいる人の顔の大きさを認識して 立体的見えるように加工する技術で、説明員の方の話に聞き入りました。


翌日は 初めてのスカイツリーを見学。


まだ9時過ぎだというのに周囲は人で溢れかえっていました。いやー、何時間待ちになるのか‥。 恐る恐る 並んでいる人に尋ねたら、人気キャラクターのカード?の購入の列だったことが判明! ホッとしました。


スカイツリーの発券売り場はご覧の通りスカスカでした。


350mの展望デッキの中も、ほどよい客でした。この上の天望回廊(450m)に上がるには更に2000円必要です、100m上がるだけなのに。もちろん止めました。


この日も快晴だったのですが、遠くは モヤっており 富士山は見えなかったです。


床のガラス板に立つと やっぱりすくみます。大阪には「あべのハルカス」という高層ビル(300m)がありますが、全く同じ感覚です。
このあと、浅草寺に向かいました。歩いて30分くらいです。


浅草寺に行く途中、おもしろい建物を見つけました。周囲は小さな公園で、奥は駐車場です。舟の先端を模していて 思わずパチリ。鼻の部分を上ると、横からコロコロ滑り台が出ていて奥の方に下っています。


浅草寺の雷門に着きました。浅草は小学校前(4~5歳のころ)、親、祖父らと来たのが始めです。その後数回ありますが、今回 何10年ぶりかです。約8割が外人でした。


仲見世も相変わらずの人です。


仲見世のウラが気になり‥、案の定こんな感じでした。


本殿もご覧のようなにぎわいです。


お参りしたあと、徒歩5分で「花やしき」にも行ってみました。いわゆる“日本で最初の遊園地” です。 親に連れられて入って遊びました。当時、戦後の空気がまだまだ残っていたころです。「花やしき」のまわりにはストリップ小屋もあり、「おまえはここには入れないんだよ」と母に言われ、祖父だけ入っていった不思議な感覚がありました。


「花やしき」の入口から覗いてみると、小さな園内に昔ながらの遊具が所狭しとあり、昭和そのものでした。


さて、さいたま新都心で開催中の実弟の版画展の会場についたのは午後2時ころ。


喫茶店の奥がギャラリーになっていて、弟は何回となくこの会場で個展を開いています。


開催を知らせるはがきが届いて、版画集の発行が80号に達した記念展ということで、今回東京行きを計画した次第です。


中央が弟です。手前が並んだ版画集です。第1号は1987年、「隅田河岸」~5歳までの浅草界隈の思い出と冬の北海道~がサブタイトルです。毎年3回ほど発行して こちらにも送ってくれていました。


会場はけっこうなお客さんで、本人も楽し気に話して 彼なりの長い版画と人との付き合いを感じました。弟の版画も私のジオラマも "風景"を基調にしており、一度 同会場で兄弟のコラボ展をしたら?と盛り上がりましたが、私のは芸術性はなく、でも会場のアクセントになるならと、まんざらでもない自分がいました。


帰りに、お客さんの一人に 大宮の「鉄道博物館」に寄ったら?大ジオラマがあるよ、と勧められましたが、19:20発の伊丹空港行きの関係で断念。いい2日間でした。

吉屋記念館の周辺 完成へ

吉屋信子記念館の周辺を作っていきます。


記念館の敷地と斜面との境目に生け垣を並べました。このパーツは使い道がなく、備品箱にお蔵入りしていましたが、周辺に溶け込みそうな感じがしたので採用です。


南側の境目には塀を立てました。L字になった長さの違う塀2つをうまくまとめました。寸法的にピッタリ合うような庭の広さにしています。在庫品流用の最たるものです。


つぎに記念館のウラに置く木々です。記念館の屋根の上に見えればいいので、フォーリッジをこのようなカサ上げした台の上に乗せました。手抜き工事みたいですが、一番奥まった場所なので、ここまでのぞき込む人はいないでしょう。背任行為をやってます。


記念館を置いてみると背の高い木々が茂っている感じになっています。


入口から家までの通路を厚紙で作りました。カッターで継ぎ目を入れてコンテパステル粉を軽く擦り付けています。また庭のまわりに適当に茂みを置きました。


トンネル入口も取り付けました。


トンネルの横の立ち上がり面は、津川の石積みシートを貼りました。以前「B地区」で使用した同じもので、なかなか便利です。


入口に門を構え、柱に「吉屋信子記念館」の表示板を付けました。門のそばに樹木を1本立ててます。やっと雰囲気が出てきました。


家に向かう通路の左右と奥にも樹木、茂みを置いて、これで吉屋信子記念館の敷地内のレイアウトが終わりました。


引き続き、記念館の横の斜面(草色マットを貼ったところ)に樹木を7~8本 植えていきます。


ただひたすら植えました。斜面の下方部分に植えてないのは、これから製作する隣りのユニットの樹木で覆うので空いています。手前の坂道を上がったところにピンクの花の群れをアクセントに置きました。


吉屋信子記念館の建つユニットが完成です。トンネル入口の上に転落防止柵を付けてます。


「釣り池」モジュールを手前に並べてみたところです。


低アングルで撮りました。車窓から釣り人の様子が手に取るようにわかります。そして江ノ電はトンネルに消えていきます‥

吉屋信子記念館のつづき

10日間開催された箕面市民展もきょうで終了。今回も入賞はなりませんでした。ストラクチュア、フィギュア、車両、レイアウト素材など、既製品を使って作り上げる「鉄道模型レイアウト」は、” 純な創作” ではないので、その点がマイナスかな?と勝手に思っています。でも市民の展示会なので参加自由。これからも出品を目標にしてハリのある製作活動をするつもりです。


さて 「C地区」右上の製作に入っていますが、江ノ電を往復運転させるので、「釣り池」を通過した電車が折り返す終端部分はトンネルにしてみようと思います。トンネルの上に 吉屋信子記念館を置くような地形を作っていきます。


地形の骨格はスタイロフォームとスチレンボードでつくり、この草色マットも使っていきます。


これができあがった地形です。傾斜面にマットを敷き、吉屋信子記念館の庭に緑のパウダーを撒いて、その周辺を茶色で塗りました。左下から記念館に行く小径には茶系パウダーを撒いています。右下はトンネルにしています。


ここで問題発生。記念館の庭一面を緑で覆ったので、記念館の屋根と同系色になってしまいました。で、屋根の色を変更。落ち着いた灰色にしました。
これで全体が決まったので、これから細部のパーツづくりです。


トンネルの入り口を作りました。高さ、幅ともに けっこうギリギリなので細い枠取りとなっています。せめて重量感を出そうと、石積みにしています。


(ネットから入手)記念館の入口はこのような門があり、周囲も塀で囲まれています。


備品ケースから それらしいパーツを探し出しました。門にする屋根は、記念館の屋根と同色に塗りました。


こんなパーツもありましたので、記念館の周囲の仕切りとして使えないかな‥


記念館の周辺にも植樹が必要なので、いつもの段取りで樹木を13本作りました。
パーツ類もそこそこ揃ったので、地形のドレスアップにかかります。