イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

助手席の妻 が毎日の私

またまた「お久しぶり」のご挨拶となってしまいました。「鉄道模型レイアウトブログ」というより「近況報告ブログ」に変わっています。展望車を改造し始めたのですが後が続きません。ほとんどが妻との行動です。それも助手席に妻を乗せてクルマでの"俳諧"の毎日です。どうしてクルマだけなんでしょうね、まったく!


伊丹空港で離着陸する機影をみることが好きで、ときには息子や娘が運転役をしてくれます。私はつかの間の時間を得て「さて何をしようか まず」と最優先の作業にかかります。家事か、畑か、ブログか、老人会関係か‥。


楽しい話題からいきましょう。1月に娘婿に薦められて「野間の大けやき」を見に行きました。


北に20㎞ほど行ったところにある樹齢1000年以上とされるこのけやきは、幹回り14m、枝張り38~42m、大阪府下で一番、全国で4番目と案内板にありました。


春先にはこのような雄姿がみえるそうです(現地の記念館から)。周りはよく整備されていて、近郊のドライブとしてはとてもよかったです。


現地の記念館の中にイベントコーナーがあってこの写真が気に入りました(大けやきとは全く関係ないですが)。


ふだんの生活からも話題は尽きません。買い物して駐車場に戻るとドアが開きません。中で待っていた妻が偶然ドアロックに触れてしまったようなんです。外から手真似、ジェスチャーして中の妻に伝えるもわからずパニック状態で数分経過。
突然補助席の窓が半分ほど下りました!手をのばしてドアロックを解除。やれやれ。


前にもお話しましたが、3度の食事、トイレ、クルマ以外に自分から意思表示して行動することはなく、朝・昼食後のお茶を飲む私にクルマ、クルマと指差しを始めます。「よっこらしょ」と立つ私は、高齢ドライバーの自覚を持ちつつ玄関に向かいます。


家から半径5㎞くらいのエリアはほとんどの道路を走破。この道はまだ入ってないとわかるとどこでも入っていきます。先日は袋小路に入り、バックして左に切り返したらガガッと異音がして、後輪左がパンクしてしまいました。写真の右端のグレイチングが浮き出て重なっていたため車輪がその上に乗ってそのグレイチングのカドがタイヤの横腹を押してパンクしてしまったようです。


15分でJAFが到着し、スペアタイヤに交換して一難去りました。
実はこのことがあった1週間前にも、同様な事故があったんです!


その日は"宛なきドライブ"の行き先を3㎞先の友人(高校の級友)と決めて、本人の家の前に停めたところで対向車が来たため左に移動したら、ガガッと大きな音がして左の前輪が側溝にハマってしまったんです。その部分だけグレイチングがなかったことに気が付かず、側溝も深かったので、前輪が浮いた格好になり、空回りするだけでした。友人を呼び出し周囲の人の手も借りて持ち上げるもままならず、JAFに連絡。実はそこで初めてJAFに入会したんです。その日の作業は入会前なので無料にはならず、計18,500円払いました。


1週間後の前述のパンクの件は早速会員として無料でした。喜んでいいのやら、幸いと言ったらいいのやら‥。同乗していた妻はいずれも関心がなく、でも「よかったね」と言ってくれました。


妻のため格段にクルマ運転が増えました。5月の後期高齢者としての免許更新時には認知機能検査が義務付けられており、先日受診し結果が来ました。76点でマルでした。49点以下は医療機関の受診が必要で合否を求められます。


最後に、老人会の話題を1つ。
我が「もみじクラブ」は、昨年「心のお宝展」を開催し、その記念にフォトブックを製作中です。


写真はフォトブックの表紙です。150✕150㎜正方型、72Pで、658円/冊、(会員負担は300円に設定)。会員160名中 何名購入されるか募集中ですが、80冊を目標に製作中です。


目次の字が不鮮明で失礼ですが、様々なジャンルからの出品をしていただきました。


最後に「あとがき」で締めくくりました。「しまうまプリント」のサイトは文字制限のあるのが辛いところですが、使いやすくお薦めです。妻が寝ている夜間に起きて構成、配置など楽しくできました。

妻との生活(認知症と向き合う)

今回のタイトルは、メディアでよく取り上げられるのと同じような内容になってしまいますが、今の私の生活をさらけ出し、辛さを題材にするネガティブな内容で、みなさまにはたいへん申し訳ありません。愚痴を書くことで私の気分転換です。サラっとお読みください。一部、今までお話した内容と重複しているところもありますが‥。


関西平野の北側の山のふもとに住む私は、高台から大阪市街のビル群がよく見えます。おとといは妻とのドライブで、モヤに浮かぶビル群が幻想的でした(朝9時ころ)。奥の山並みは東~南に位置する生駒山系です。 妻が唯一要求してくるのは、クルマでドライブすることです。どこに行きたいといった目的もなく、車窓を眺めるだけです。家に居ても家事も全くできなくなりました。昼間 訴えるのはドライブと尿意/便意、空腹感だけです。あとはすることもないので、すぐガレージのクルマを指差しています(乗りたいと)。


認知症という病気が、私と同い年74歳の妻にこれほど早く発症し、これほど速く進行していることが信じられません。この写真はちょうど1年前の今ごろですが、現在は定番コースとなっていたワンちゃんの散歩もほぼできません。人間の機能が1カ月単位くらいに1つづつ失われていくんです。実生活を例にとると、尿意を感じてもトイレの場所を探し回る、子供たちの名前を間違える、字が書けなくなる、言葉/単語が出てこなくて伝えられない、外靴/内スリッパを混同して外靴で家に入ったりスリッパで外に出る、パンツからおむつに変更、私がそばにいないと家じゅう探し回る、私と一緒でないとベッドに就かないし眠りに入らない(7~8時ころ)‥。これらが段階的に1つづつ欠けて今の状態です。


写真の古めかしい校舎は、妻が大阪に来て教員免許を取って初めて教壇に立った思い出の場所に行った時のものです(1週間ほど前)。「うん」と相槌は打ったものの、はっきりした記憶は戻ってきてない感じです。


そういう二人の生活の中で、週2回のデイサービスがあるのは私にとって貴重でホッとする時間です。定員10名のとても家族的なところで(写真は内部の様子)、たまたま一人欠員があって、ケアマネさんの紹介で決めました(3カ月ほど前)。そこのデイサービスは管理者をはじめ スタッフみなさんの接し方に本当に心を打たれます。一人一人にマンツーマンで寄り添い、風呂はもちろん、飽きてくると散歩したりドライブしたりしてくれます。毎回連絡帳でその日の内容も知れます。先日は、「きょうは機能訓練でがんばりましたから、ぐっすり眠れると思います」と、戻ってきたときに話してくれました。


とにもかくにも、妻との"あてなきドライブ"が非常に多くなりました。写真は、隣り町の「若王寺」の池の鯉をじっと見つめる妻です。きれいに清掃されたこの寺は心休まる場所で、時々訪れます。


池の周りの風景です。


境内の一角には"小さな舞台"があり、この日訪れたときは「空と海」と題した造形物が展示されていました。写真ではよくわかりませんが、海の上に裃(かみしも)を着た人物が座っています。中に入って意図を聞こうとしましたが留守でした。妻は穏やかな境内をゆっくり歩くも、こういった催し物にも全く関心は示しません。


毎日のドライブには事欠きません。1週間前は近くの園芸店に行って、花々を見て回りました。そこで思ったことは、「ジオラマに植物をコラボさせてみよう。サボテンなら水分も要らず、小さいのでレイアウトにあうのでは?」と‥。2つ買ってみました。妻の癒しのために入ったのに、つい自分のことに目がいってしまう‥。


きょうは金曜日、次女が来てくれてドライブや散歩を妻としてくれています。デイサービスのみなさんやケアマネさん、家族と"今"の状態がずっと続いていきますようにーーー

今年は「大阪ユートピアランド」

少なくなった今年の製作時間で何をテーマにするか、既成の作品を生かした「牧場」を発展させていこうとと決めました。


写真は、前回掲載した大まかな構成です。牧場の周りを1200✕350㎜のボード上で展開しようというものです。下図のようにイメージがほぼできました。


周回線には手前に引き込み線を設け発着駅を置きます。更にもう1線敷設し、高架線にして展望車を走らせます。茶色枠の空きスペースは図のように、大観覧車、アスレチック施設、牧場のサイロ、釣り堀、などを配置しようと思います。私の住んでいる箕面市は北側に低山が広がっており、昨年の「箕面観光鉄道」のさらに奥に自然の中にテーマパークがある、という想定です。大阪平野の北は「北摂(ほくせつ」なのでテーマ名を「北摂ユートピアランド」と考えましたが、一応"全国版"なので、「大阪ユートピアランド」にします。こういう構想段階が一番楽しいですね。


さて、さっそく個々の作業に移っていきます。まず「展望車」から進めます。写真は棚に眠っていた路面電車「阪神71型国道晩年仕様」です。購入したいきさつは覚えていませんが、窓が大きく、展望車として改造したらおもしろい、と選定しました。


駆動の車体部分を外し、まずタテに長い窓を1つおきに枠をカットして大きな窓にしました。


次に屋根をくり抜きました。このままにするか、透明シートを貼るかはのちほど。上から見ると開放的な展望車のイメージになってきました。


全体の様子です。いい感じですね。


ところが、駆動車体をはめ込んでみると、駆動部が見え見えで、観覧席など入れる余地がほとんどありません。


上から見ても窓とのスキマもほとんどありません。ちょっと車両の選定を誤ったかな?