イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

高齢者作品展へ仕上げ

先日お話した高齢者作品展への搬入がきのう9/2でした。もともと1ヶ月先の「箕面市民展」をターゲットにしてましたので、どちらにしても途中の段階での搬入となるのですが、それなりにまとめる作業をこの1週間していました。


まずジオラマの前方の断面化粧板(茶色)を付けました。


ダムから流れ出る小川のくびれに注意して貼りました。結局2本のレールに挟まれたこの空き地がやり残した部分です。


もう一つやり残した部分は、線路に沿ったこの部分のスキマです。というのも製作過程のはじめの線路の敷設作業については、500✕1220のスタイロフォームの上に線路全部の引き回しを決め固定を全て終わらせてから各ユニットをつくり、ユニットの取り外し可能を前提にやってきましたので、ピッタリ合わない部分がどうしても出てしまいます。


小石とグリーンパウダーでスキマ部分を埋めました。これによってこのユニットは取り外し不可になりましたが、9/2の搬入にはかえられないと判断しました。
残りの作業は、掲示する表示板とフィギュアの設置です。


パソコンで9種類の表示文字を、各3つの大きさに作って、その場にふさわしいものを選び、表面にメンディングテープで保護し、板紙を裏当てし作っていきました。


色や支柱も工夫すべきところですが、時間もなく大量生産的に製作。


作る過程で社務所(拝観料支払い)は絶対必要と思い、急遽製作しました。


本殿に行く途中に設置し、表示板を貼りました。フィギュアも選びながら置いていっています。社務所では1人が順番待ちの様子です。


勝尾寺口の駅舎正面に駅名表示もしました。奥の改札を通って、山上ホームと地下ホームにつながっています。乗客が出てきている様子がわかります。


駅舎前の広場はタクシーだけ入車できます。てごろなクルマがなく、手持ちの緊急車だけ置くスペースを作りました。


拝観客はこの歩道から山門入口に入ります。


山門を正面から撮りました。題字は草書体で右からです。木で見えませんが「駐車場は直進」の看板をガードレールに掲げています。駅前に入れるのはタクシーなど一時停止のみです。


山門を入ると池を渡り「⇦本殿へ」の表示に沿って社務所で拝観料を払います。池の周りに願掛け処とベンチを置きました。


本殿に来ました。賽銭箱の前に居る人がこの写真では見えづらいです。石壁の上から景色を見ている人たちもいます。さらにこの写真の右奥に実はカップルがいます。


彼らです。そう見えませんか?


本殿の脇から上がる多宝塔にも案内板を設けました。


以上、駅舎と勝尾寺境内の様子でした。次は地下ホームです。


以前に紹介した地下ホームです。この渓流線は箕面大滝の渓流を走って「滝下駅」を経由して勝尾寺に至る線です。


ベンチに3人座っています。車掌が、もうすぐ入線する電車を待っています(右)。奥の通路から奥さんが入ってきました。


つぎは山上にある勝尾寺線のホームについてです。


「阪急勝尾寺線」の表示板を外部からわかるように付けました。


ダム橋を渡って山上ホームに阪急電車が到着しようとしています。


ホーム側から見た電車です。


ホームにいる人々は車掌を含め6人です。


さてダムを周遊する遊歩道について述べます。踏切で待つ人、これからこちらに来る人を配置しました。


近くにくると、「箕面川ダム遊歩道」の案内板が見えます。


ダム擁壁頂上の遊歩道を歩く人やダム湖を見ている人も配置しました。


ダム擁壁を渡った先の遊歩道のトンネルにも案内板を付けました。この付近には4人います。


さて 唯一、手を付けられなかったところがダム川が真ん中を走っている広大な空き地です。"手抜き"と今回思われてもしょうがないのですが、1ヶ月先の本命「市民作品展」で完成のだんどりなので、この空き地に表示板を置きました。


「市民キャンプ場建設予定地 箕面市」です。これでなんとか落ち着きました。以上で今回の展示作品の完了です。きのう昼に娘の手を借りて会場に搬入しました。
ここで、作品全体を多角度から撮った様子を紹介します。


水平目線で撮ってます。まずは左部分のビジターセンターエリア。


つづいて中央部分の箕面川ダムのエリア。


最後に右側の勝尾寺エリアです。


高低差を別角度から撮りました。


500✕1220全体を上から撮ったところで、昨日搬入しました。
箕面市老人クラブ連合主催の「高齢者作品展」は9/4~8までの5日間開催されます。

勝尾寺周辺のデザインアップ

高齢者作品展の納期9/2まで1週間になりました。完成にはほど遠いですが、1ステップ目の展示としてはそれなりにまとめておかなければなりません。きょうは昼間をずっと作業に費やしました。


とにかく「勝尾寺モジュール」の完成目指してガンバロー!山門(既製品)を勝尾寺にカラーである赤に塗りました。その横に、在庫にあった鐘楼を置きました。


山門の前方の部分は、勝尾寺に行く車道と周辺に小高い山を作ります。


小高い山を置いて下塗りしました。


紙板で車道を切り抜き、貼り付けました。つぎの作業は本堂を囲む植樹です。


奥に針葉樹を2本植えました。


反対側にも1本。その周りは低木を5本植えました。


多宝塔との境目にも。石垣の隅にも1本。鐘楼の隣りにもみじを1本。


本殿をセットしてここの植樹で"お寺さん"らしくなってきました。


車道まわりにグリーンパウダーを撒いておきました。


さて、車道と勝尾寺境内の境目に塀を作ります。1,5tのバルサ材を重ねてずらして並べる方法にしました。


それほど違和感もなくホッとしました。


阪急電車から降りたお客さんはこのガードレールに沿って山門に入っていきます。山門の前をもう少し余裕を持って広くとりたかったのですが、車道がありムリでした。設計図なしの展開ばかりです。


ところで山門の右横には立派なもみじが1本植えてあり、山門と並んでいい被写体として有名です。このもみじを作ります。


緑のライケンにピンクに作った色を塗りました。以前、赤に塗ったら緑のライケンなので黒ずんでしまい、もみじの華やかさが出なかった経緯があるので今回は明るいピンクに塗りました。


アレンジワイヤの枝に接着し、


いつもの赤の葉を撒いてできあがり、今度は中が黒ずむことはなくなりました。


山門の横に植えて映えています。ジオラマなので本来はもっと大きいスペースをとりたいところですが。


どんどんいきます。山上駅の擁壁前にある花壇です。花壇を囲む柵を作ります。


鉄ワイヤを鉛筆に撒いて輪状にし、


優しい感じの柵ができました。擁壁の大枠部分にも透明シートを貼りました。


つぎは地下駅です。紙板で塀部分をつくり、小物(表示板、イス、ゴミ箱、消火器)を点在させました。


ジオラマ端面の作業も品を付けるため必要で、山間線のレールに電源サプライ線をレール端にはんだ付けしました。


これで右側端面全体に化粧板を貼っていきます。


これで右端面の作業はひとまず終了します。


勝尾寺ユニットはそろそろ終了です(途中の写真)。しかし、出展するにはまだまだやることは終りません。きょうは疲れました‥。

勝尾寺周辺の地形②

日中に家に居る時間はワンチャン(ピノ)と仲良くクーラーの部屋で酷暑から逃避しています。ジオラマも快適に手が動きます。


ところがちょっと部屋から出て戻ると、写真左のような状態に陥ります。大事なものは押し入れにしまって安全行動をとるのですが、ゴミ入れを忘れて1本とられました。写真右は早朝ウォーキングで見つけたある家の玄関のヨコにあった花たち。名前は知りませんが、まわりに草木はなく、きわだったピンクの集団でした。
さてジオラマは、勝尾寺周辺のグリーン化をします。


地形が決まり下地を塗りましたので、グリーンパウダーを撒きます。


石垣シートを本殿区域の立ち上げ面に貼り、グリーンパウダーを適当に撒きました。


とはいってもスキマだらけの表面ですので、のちにフォーリッジで埋めます。山肌が粗いのは樹木を植えますので、その下地としてパウダーを撒く感覚です。


フォーリッジを付けて自然な感じになりました。


さて通路ですが、手前の長方形の部分に山門が配置され、その奥の長いひょうたん形の部分に池を作ります。池の深さを得るため、ペンチでスタイロフォームをむしり取りました。約5㎜深さです。


通路のほうは、山門から本殿に向かう通路をバルサ材で作り、階段と同系統の着色をしていきます。上から見ると、山門を入ってすぐ池を渡り、左折して本殿に向かいます。


池底を水色に、池の周囲の立ち上がり部分を草色風に塗り、池底に石も撒きました。


この上に例の「なみいたくん」を乗せました。


通路を置いても違和感はありません。石垣の上段に、安全柵も置きました。


池を渡る部分の通路にも安全柵を設けます。柵の形をいろいろ考えた結果、1tプラバンで1,5Φ孔をあけた模様にします。比較的楽でアクセントにもなります。


完成したところです。


今までの勝尾寺境内の全体地形の様子です。写真右端はこれから進める勝尾寺駅舎の設置場所す。


勝尾寺駅舎は既製品を使います。地面に面一になるようにスタイロを削りました。ここで問題なのは、改札口を入ると山上のホームと地下のホームに行くようにしなければなりません。


改札口を入ったその先は大きな石壁が立ちはだかっています。ここをトンネル構造にしてやる必要があります。


残材ボックスから利用できる屋根を見つけました。石壁の中に入るトンネルに行く通路を作ることにしました。


出来た通路です。改札口を入り、カギの字に曲がって石壁内のトンネルに消えていくルートです。


石壁側から見たカギ状の通路です。石壁に接する端面部分に傾斜があるのは、石壁自身が多少手前に傾いているからです。ここで失敗談です。駅舎の外側から矢印の窓を通して石壁が見えてしまうんです。そのために石壁に実際にトンネルをつくるのはムダなので、窓をふさぐことにしました。


窓をふさぎました。はじめから窓ナシにすればもっとスッキリしたのに!


ふさいだ窓の部分には、山上ホーム/地下ホームの表示板でも貼ろうと思います。この角度からは覗いて見る人もいるでしょうし‥。
さて次回は、勝尾寺山門と駅をつなげる道路まわりを中心にやっていきます。