イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

滝つぼの製作

前回から滝つぼの製作に取りかかりました。実際の滝つぼは、まわりの岩が滝を包み込むように ”半円筒形” に連なっており、上に上がった遊歩道から眼下の滝がよく見えます。


前回はスタイロフォームで滝の正面と西側の岩面の骨格を作りました。


西側の岩肌の加工からしていきます。それらしくカッティングしました。


コンテパステル白と黒で適当にこすり、手でなじませました。


草色パウダーを撒いて、仮の西側斜面 完成です。のちほど樹木を植えて「B地区」と繋がるようにします。 つぎは滝が流れる正面です。


滝が落ちる岩面(スタイロフォーム2枚)の隙間を紙粘土で埋めました。ちょうど流れ落ちる滝の表面も兼ねられます。


岩面の地肌を塗装しました。滝が流れる部分は現地写真を見ると濃紺だったのでこんな感じでどうかなあ。


パウダーを撒いて、西側岩盤と合わせてみると、滝つぼらしくなってきました。
さあ ここから滝自身の表現です。滝は岩肌をなめるように落ちており、かつ細かいしぶきが表面を覆うように舞っています。下方にいくほど顕著です。以上を念頭に考えます。水を表現する具材に、グロスポリマーメディウム、ジェルメディウムなど便利なものも先輩諸兄から聞いていますが、経験上「なみいたくん」をとにかく使ってみようと、果敢にまずは挑戦‥。

適当な寸法に切り、表面を白で毛筆書きしました。表面がデコボコなので水が散っている感じは出ています。つぎに表面を舞うしぶきですが‥


光栄堂の「ランドスポンジ極細」の白があったので、更に細かくして ネットで濾して、「なみいたくん」の上にばらまきました。


これがその状態です。はじけるしぶきや泡に見えるかな?


岩面に当ててみました。写真では流れ落ちる滝の感じがでていて「決定!」となるところですが、実際は岩肌を ”なめる” 感じではなく、やや違和感があります。


”なめる” 感じはどうしたら出るかと、今度は直接岩肌に白で毛筆書きしてみました。写真では水の細やかさが出てないようですが、実際はこちらのほうがより自然に見えます。かといって「なみいたくん」もいい感じなので捨てがたく、結局両案を採用としました。つまり、「なみいたくん」を岩肌との隙間が出ないようにカットして毛筆書きの上から貼り付けることで、岩肌をはう水とその上から流れ落ちる水としぶきで立体感が出てくると判断。いま接着し重しで固定中です。1日置くので次回載せたいと思います。

箕面公園の中心 滝つぼエリアへ

いよいよ箕面公園の中心エリア ”滝つぼ” まわりにやってきました。その前に、今まで製作した「A地区」「B地区」の全体写真を載せます。


左側が「A地区(箕面駅周辺)」、川を挟んで右側が「B地区(昆虫館/瀧安寺)」です。箕面公園は大阪平野の北に位置して北摂に住む我々のオアシスです。それをジオラマでアピールしたいのですが、ぜひ下記リンクで実際の自然を感じてください。
 箕面公園 公式サイト


さて、概略図でこれからの製作エリア「C地区」を述べます。ここでのキモはもちろん「滝つぼ」と架空の駅「箕面滝下駅」です。この地区の入口とも言うべき「唐人戻り岩」も名勝です。


この右端スペースに「C地区」を展開します。


滝つぼの周囲3方向は高い岩肌で囲まれており、この地形をつくり込むのはなかなかたいへんですが、やるしかないです。


滝つぼ最前線にマイナスイオンを全身に浴びる いこいの広場があります。


例によって、台紙に概略レイアウトを書きました。大まかな地形をスタイロフォームとスチレンボードで作っていきます。まず写真の上方部に左から連なる山並みを作ります。


かなり高いので30tスチレンボードを4層置きます。


これは「唐人戻り岩」といって、昔、唐の貴人が滝を見にこの巨岩まで来たが、山深い険しさに驚き恐れて立ち帰ったという場所です。我々もこの岩が見えたら滝も近い、という目印です。


「唐人戻り岩」を、遊歩道に覆いかぶさるように出しました。


山並みの手前に遊歩道を2つ。橋で繋げます。


滝つぼはこんな具合になるのかなあ‥。とにかく今は骨格だけ揃えたい段階です。この裏側には阪急電車山間線も敷設の予定です。

昆虫館/瀧安寺エリアの完成へ

今年のジオラマの中央部分を占める 昆虫館/瀧安寺エリアも7~8割が終わり、残すは沿道の境界と柵、フィギュア配置などの小物類です。  まず、瀧安寺本堂の前に何か置こうと考えています。


狛犬や灯ろう灯籠などはとても製作できず、考えているうちに  駅の ”軒下の支柱”(写真の手前の部品)に目が留まり、なんとも言いようのない ” 灯籠もどき ”(写真の奥)を作りました。これ単体でみると、なんだかさっぱりわかりませんが、


本殿の前に配置して、強引に灯籠に見せようとするものです。お寺への冒涜と言われそうですが、ジオラマ上のこととしてお許しください。何もないとさびしいので‥。


つぎに、境内と滝道の間にレンガ積みの境を作ります。3tスチレンボードにマイナスドライバーでレンガの仕切りを入れて、


色塗りして写真のように置きました。途中2cmほど切れていますが、この部分に後ほど橋を架けるためです。


さて 終盤です。フィギュアを配置していきます。瀧安寺前の広場に3体置きました。その脇の山道には、トレーニング中のグループがいます。一人は疲れてか休んでいます。


奥の桜広場を経由して階段を下りて滝道に戻ってくるランナーもいます。みんなガンバレー!


昆虫館にも3体配置しました。案内板を見る人、ベンチの人、入館する人です。


境内の社務所で二人が会話しています。本堂から住職?も出てきました。 ということでフィギュア配置が終了です。


最後に、滝道に沿って柵を設置する作業です。竹ひごに0.8Φの孔を10mm間隔であけていきます。


この孔に糸を通しました。糸の腰が弱く1本づつ慎重にやってかなり疲れました。終わって視力が0.1下がった感覚です。


瀧安寺付近の滝道に柵を設置しました。 隅にもみじも1本配置しました。


鳥居前と昆虫館前の滝道にも柵を設置。


昆虫館本体を接着してこの部分の完成。


瀧安寺本堂も接着して完成。境内から渓流をまたいで「D地区」に渡る橋はあとで製作。


今回終了の「B地区」全体の俯瞰写真です。つぎから右に展開する箕面滝を中心とするエリアの製作に入ります。