イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

ダム建設とその周辺

もうすっかり早朝ウォーキングが定着してきました。1時間超、6000歩、公園の体操/太極拳、この3つをクリアすべく6時起床で実践しています。
ダム建設の方も少しづつ進んでいます。ダムを囲む地形づくりが今回の作業です。


線路を受けている橋梁を一旦外し、線路に沿って背後にダムの擁壁を作ります。


グリーンマックスの石垣Aを使います。今回のジオラマも石垣を多用しますので、各メーカー素材や自作したりして変化を楽しむのもいいかなあと思っています。


(図はネットより拝借)箕面川ダムは「ロックフィルダム」といって、土砂や岩石を積み上げて表面をアスファルトやコンクリートで覆った構造で、日本各地にあり、エジプトの「アスワンハイダム」も有名です。 当ジオラマも山形構造にします。


まず石垣ボードの固定ですが、背面はスタイロフォームにして、底面の受けは橋梁を支える凸部の出っ張りを利用します。


石垣ボードの素材が横方向に寸足らずなので、左右に貼り合わせしました。


つづいて反対側(貯水池側)も、このように斜め角度にボードを固定しました。ボードに挟まれた頂上部分は歩道にします。実際の現場は幅のある車道ですが、貯水池を少しでも大きくしたいので、散策路のコースとして進めます。


つぎはダム左につくる山側の造形です。スタイロフォーム30tを3枚重ねた高さにします。一方、貯水池は水面だけの方が広く見えるのですが、実際の現地では 山の一部がせり出しており、少しだけ反映しようかと思います。


山容を整えていきます。スタイロ3枚を貼ったのち、カッターで適当に右肩上がりのカタチにしました。ここの山肌はいつもの植林をします。


貯水池側の斜面は大胆にカットし、ダムに出る遊歩道のトンネルを思いつきました。これは実際にはありませんが、箕面大滝の源流を訪ねるコースの終点という位置づけです。


トンネルを出ると貯水池が広がっています。


遊歩道は0.4t 紙で切り抜きました。トンネルの中まで1枚紙でつくり、断面がないようにしています。


遊歩道を置いたところです。また貯水池の中ほどに設けた陸地は、あまり高くすると ますます貯水面積が小さく見えるので写真の程度の高さにしました。
さてつぎは塗装工程です。


まず山肌にいつものローアンバーを塗装。どうしても3層の合わせ部にスジが残りますが、緑化の際に隠します。


トンネルのある急斜面はコンクリートで固めた面にするため、「井」型のワクを付けた形状にします。 トンネル出口部には厚紙でワクを設けました。


橋梁を作ったときのネットシートを使って、このように貼りました。凹凸があるので1日固定します。


橋梁もこのような色に塗りました。当方エアガンなどはなく、時間のかかる筆塗りです。


ハンド作業の辛さを身に染みて感じました。早く便利ツールを揃えたいとこの時ばかりは思いつつも、そのうちにという繰り返しです‥。


つぎにダム擁壁の上の歩道に安全柵を設けます。0.5tプラバンでこのようなカタチのガードを作ってみました。かなり湾曲したクセがついています。


歩道部分に接着固定し、曲がりクセがでないように待ち針で留めています。


歩道の両側にガードを設けました。


正面から見ると遊歩道のイメージより"車道"のガイドレールみたいですね。色塗りを別途考えてみます。


敷設線路の両側も、山と同色に塗りました。今回はここまでです。次回はバラスト撒きや緑化作業です。

ダム建設のエリアへ 橋梁製作

大型連休も後半にさしかかりますが、相変わらずの謹慎生活です。運動不足解消のため、毎朝1時間のウォーキング(途中の公園で体操/太極拳)を続けています。


ここはダムから10kmほどきた箕面川の流れで、左に広がる公園の中にはテニスコート、野球場、武道館などがあり、ウォーキングで立ち寄る場所の一つです。


さて、今回からダム建設のエリアに入ります。黄色のワクの部分です。


詳細図面を書かない性格で、その都度細かく作り込んでいくタイプなので、今回も現物合わせで進めていきます。三角形のダム擁壁の手前にガーダー橋を渡る線路を敷設し、背景の部分は森林地帯で覆われる感じです。貯水地の水面も一部ですが作ります。


まず基本ベースを作ります。スチレンボードの下に木板を貼って強度を持たせ、ダム擁壁部分は切り欠いています。


ウラから見るとこういう構造です。空間のスペースに電気制御パーツを収納するために広くとりました。


線路を敷設するための道床から取り付けました。


道床に線路をクギ打ちしました。ダム擁壁の切り欠き部分はガーダー橋を線路の下に設置する予定です。


去年のジオラマ(写真上方)との線路ジョイントの部分です。この部分の去年のジオラマ側レールは完全に水平にはなっておらず、2~3度くらい傾斜しています。


つまり今回の道床も2~3度傾斜して敷いています。ジョイント部で双方のレールが凸面にならないように気を使いました。


橋脚の両側の基礎台座部分をボール紙で化粧しました。台座から7㎜ほど出た木板部分はガーダー橋を受ける部分です。


さてガーダー橋の構造ですが、ネットから拝借したこの写真に魅せられ、中央のトラス組みの構造を参考にすることにしました。といっても自作するには根気が必要で、何か代用するのもはないか探します。
(写真:磐越西線の一ノ戸川橋梁とSLばんえつ物語号)


ホームセンターを物色していると、こんなネットシートを見つけました。ナナメにカットするとトラス構造のイメージになるので、1m✕10cmだけ買ってきました。


レールを直接受ける「渡りレーン」も探しました。写真左は強度があるALレーン、中央はマホガニー材5X5㎜、右は3X3㎜の木材。ALレーンはスキマがなくなるのでトラス橋らしくないため、マホガニー材を採用することにしました。強度もあります。ただ少し湾曲しています。


写真上側のような組み合わせを試作しました。どうもニュアンスがちがう。前述の「一ノ戸川橋梁」の写真をよく見ると、垂直に張ったアングルが必要とわかり、写真下側の構造としました。強度があるトラス橋に見えてきました。


ネットシートの下側を受けるレーンを3X3㎜木材で接着し、箱状の形にしました。上面はマホガニー材が歪んでいるので、修正のスペーサを部分的に貼っています。


ウラ返しにして底面から見たところです。底面もネットシートを貼り付けています。


「一ノ戸川橋梁」の構造とは違いますが、けっこうイメージに近いトラス橋ができました。色塗りして鉄骨構造らしくなるのを期待しています。


本来の位置にセットしてみました。つぎはダムの擁壁や貯水池などをします。

ビジターセンター周辺の緑化④

唯一つづけていた毎朝の体操/太極拳も中断の連絡が入りました。これで私のまわりの全ての行事が消えて、個人的な畑とジオラマだけです! 早朝の1時間ウォーキングをメニューに加えました。我慢、我慢の生活がつづきますね‥。


さて ビジターセンターを中心としたブロックも、トンネル工事を残すだけとなりました。高低差が際立ったブロックで、断崖が圧倒的に迫ってくる感じが出せたか気になるところです。


この部分をトンネル化します。手前をスチレンボードで覆って断面にするので、平坦になるように凸部を削っています。


ボードで断面をつくり、トンネル上部はスタイロフォームでなだらかな地面にしました。


トンネルポータルは例の石積みシートを使います。表面の"ふわふわ"を取る作業です。写真は半分取った状態です。


入口に貼り付けました。化粧ひさしも付けました。


手前の断面を、統一している茶色で塗装し、上の地表面もローアンバーで着色しました。


地肌を緑化、植樹してトンネル工事完了です。


トンネルの反対側はどうなっているかというと、左側にセットするブロックの地下駅がよく見えるように垂直な空間を設けています。この部分の断面も茶色に塗りました。


これでビジターセンターがあるブロック全体の完成です。


ブロック全体を右方向からのビューです。


同様に、左方向からのビューです。
さてここからは、昨年製作のジオラマとの"つなぎ"作業に入ります。線路同士のジョイントが2ヵ所あるので、慎重に位置決めして進めます。


収納ケースから昨年のジオラマを取り出して手前に並べました。


左のブロックが昨年の作品「ゆずる鉄道」、右が現在進行形です。


写真の手前、線路のジョイント部(赤丸)を合わせて確認していくと、箕面大滝の源流の流れ(黄丸)がどうもおかしい? 合ってない!!


なんということか!! 約4cmズレていました。確実に採寸してつくってきたはずですが、なぜこうなったかわかりません。歳のせいにしておきます。


作業はそれほどむずかしいものではなく、流れを塗り変えるだけです。樹木の形を多少変え、地面の凹凸を修正し、流れが急に鋭角になりましたが修正完了しました。


大滝に流れ落ちる感じも自然になりました。


次回はビジターセンターブロックの後方のエリアをします。山を駆け上がった線路が、ダムの横を通過する情景です。