イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

箕面川に橋を架ける/行楽

箕面山間線の敷設に入る前に、することがまだまだありました。川を整備したので橋を架ける作業です。


箕面駅から滝道に入る際、一番初めに通る橋が「一の橋」です(写真)。ジオラマでは駅前からの一方通行の車道も「一の橋」を通るレイアウトにしています。


というわけで、右の橋が「一の橋」です。歩道を一段高くして、クルマも通るため橋幅が広くなりました。左の橋は瀧安寺前広場に架かる展望台に至る橋で、いっしょに作りました。


車道に色塗りして、「一の橋」を架けたところです。


もう一つ作った 展望台に行く橋ですが、写真の中央あたりに実際に架けてみると、S字カーブの流線が分断されるので、ない方がいいという結論に至りました。


瀧安寺の境内をつなぐ「赤い橋」については、両端部を支えるアングルを付けました。(写真手前の小さい橋はボツとした橋です)


「赤い橋」を架けた状態です。取り外し構造のため両側の石壁との間に多少のスキマができてます。


展示会搬入を控えたこの時期に地域行事がいろいろあり、週末にアップするのが遅れてました。先週のトピックを紙面の足しに紹介します。


①小学校の放課後支援に、パソコンで学習する教室を担当(週3日)してますが、子供たちの明るさにこちらもパワーをもらっています。「先生、私の名前覚えた?下の名前だよ。」→「さおり」→「ぶー。しおりでした」。「学習プリントじゃなくて お絵描きの画面開けて遊んでいいですか?」→「この部屋は宿題をまず終わらせてからパソコンでドリル学習するところです」という具合。


②先週金曜日は、会社OBでつくる「日本文化を探索する会」で、京都「冷泉家」住宅の見学に行ってきました。ふだんは非公開ですが、知人を介して実現しました。現存する最古の公家住宅で所蔵品も含めて重要文化財に指定されています。内部撮影の許可は得ましたが、Web等のアップは厳禁。写真は表門でこれから入るところです。内部は15~6室あり、今の当主夫人が住宅、古文書などを守り続けています。全室を案内していただき、格式を重んじた上流社会の一端をかいま見た思いです。


③つづいて京都御所に向かいました。最近は常時一般公開されていて入場無料です。季節限定の時のみ公開だったころ、行きそびれていました。写真は御所の中心、清涼殿です。


池を中心とした回遊式庭園もきれいでした。


意外だったのは、桧皮葺(ひわだぶき)屋根の構造です。外から見る屋根は30cmほどの厚さで桧皮が屋根全体を覆っているように見えますが、実際には周辺のみで中はこのような空間です。製作上、修復上、合理的な構造に感心しました。


④きのうは大阪市立阿倍野にある防災センター「あべのタスカル」に行ってきました。
危険状態が体現できる部屋がいくつかあり「震度7」も体験しました(写真左の矢印)。一酸化中毒にまきこまれないような避難方法も学びました(写真右の矢印)。


⑤帰りに「通天閣」にも寄りました。ここも入るのも初めてです。大阪に来て半世紀にもなろうというのに、通天閣の近くまで来ても、いつもタワーを仰ぎ見るだけでした。今回は14人の手話サークルの仲間で来ました。写真のパンフもそうですが、タワーの中も "コテコテ"感で満載です。


その最たる景色がこれ、"ビリケン"さんがケースに入っています。いたるところに鎮座しています。足裏をなでなですると健康になるそうで、そのための大ビリケンさんもいました。

これは内部展望階からの「あべのハルカス」です。通天閣は高さ108mで、300mのハルカスはやはり高かった。

箕面川の製作 ②

箕面川を製作中です。瀧安寺の本棟側のブロックと別棟側のブロックに挟まれた凹形状の断面が曲りくねって川となっている部分ですが、完成後も両側のブロックがいつでも分離できるような構造にしています。作りやすさ、メンテのしやすさを考慮しています。


上図が箕面川の下流域の断面図です。最終的には①~⑦のパーツが本棟側に接着されて一体となり、右の別棟側にスライドして合わせる構造です。
①まず川底ベース(5㎜tスチレンボード)を本棟側ベースに接着します。
②石積み(3㎜t同)を本棟側に接着します。
③小石類と④支柱(5㎜h)を川底に適当に置きます。
⑤半透明の水色シートを⑥なみいたくんに接着し、それを④支柱の上に載せて接着。
⑦小石類を⑥なみいたくんの上に適当に載せ接着。
以上を順に写真で説明します。


昆虫館/瀧安寺本棟のあるブロックのベース部分です(既載)。


川底ベースを本棟側に接着しました(既載)。


石積みをその上に貼り合わせ接着固定しました(既載)。


川底全体を着色しました。下流にいくほど深さがあるので濃くしています。


なみいたくんをカットしました。


なみいたくんを支える支柱をつくり、適当なところに置いていきます。


小石類も散らばらせました。この付近は水深70cm(ジオラマで5㎜深さ)ほどがつづいています。


上流域は水深もなく、なみいたくんを直接貼って小石類を載せました。水流を白筆書きしています。


水深のある下流の方は、なみいたくんを載せて真上からみると深さが感じられないので、少しボカすことにしました。


半透明の水色ビニールシートを間に入れることにしたんです。


水色シートを挟むことで水中の小石がボケて前より良くなりました。雲のように見える部分は接着剤が乾ききっていないためです。


なみいたくんの上に砂利や小石を載せました。写真の部分は、浅瀬から徐々に深くなっていくところです。


この辺りは水深が一定しているところです。


以上、本棟側に川のパーツを一体にした全体写真です。次は対岸の石積みです。


D地区(瀧安寺別棟側)の川筋にも同じ方法で石積みをつくり、下から5~8㎜空けた位置から貼り付けています。B地区と一体になった箕面川の川底が入り込むようにしています。


ここで留意したことは、写真にある駅前の踏切部分です。駅から降りた客が踏切を渡って橋を渡り 滝に向かうのですが、遮断機を自動制御するためのサーボモータをベースに埋め込む必要があるので、石積みをベースに接着固定できません。


やむなく、箕面駅ホームのユニットと接する9cm長の部分に石積みをしっかり接着しました。


つまり、踏切と石積みに挟まれた道路を取り外しできるようにしました。


B地区(本棟側)をD地区(別棟側)にスライドして定位置に持ってきました。やっと完成したブロック同士が一つになりました。 川に沿って見ていきます。


滝つぼから出た流れは速度を増して中流域の段差に入り、


水深のある下流へ流れています。


目線を下げて撮りました。ここから見ると、滝道、水面、軌道、境内、それぞれの高低差がよくわかります。
ここまでで、レイアウトにかかわる重要な作業は終了です。次回は山のウラを通る山間線の敷設をしていきます。

箕面川の製作 ①

「箕面市民展」の搬入までちょうど1ヶ月になりました。かなり追い込んでやったおかげで、メドが立ってきました。4つのブロックを1200✕450のスタイロフォーム上に集約して、最後の箕面川を作り上げていく工程です。


概略図の中央の白い部分を前回作りました。写真右方の山の断面は既製品の石積みシートを貼っています。


反対方向から見た写真です。山のすそ野がつながりました。


さて、今までに作った4つのブロックは私の机の後ろにこのように新聞紙で覆って置いています。もちろん防塵のためです。1年がかりの作業なので気をつけています。


新聞紙を開けるとこんな調子です。箕面川の川底は地上から1~3cm下がってますので、3cm厚のスタイロフォームの上に4ブロックが載った状態です。


箕面川を仕上げる工程に入ります。右方の傾斜した川底は3tスタイロフォームで一体で作っています。まず「B地区(昆虫館/瀧安寺)」の石積みです。


石積みを作る前に、水平の川底を5tスチレンボードで現合で切り上げ、


B地区に接着しました。この上に石積みをつくっていきます。


石積みは、3tスチレンボード表面をマイナスドライバーで切り欠き、薄い黒で浸み込ませ、

表面を灰色で塗りました。部分的にパウダー、フォーリッジを付けています。


スチレンボードは3㎜厚なのでS字カーブにするには裏側に多くの溝をつくり曲げやすくしました。


実際にS字にしてブロック側に当ててみると、当初の寸法と合わず、現合作業しました。石積みが垂直に立っていれば簡単なんですが、5°ほど傾いていることとしたので、ブロック側に貼り合わせるのに苦労しました。


写真左側矢印部は切りすぎで隙間ができ、右側矢印部は5°の傾きを確保するために切り欠いた部分の痕です。


パウダーなどで修復しました。


B地区全体の石積みを完了しました。次は川底をつくります。川底には従来から使用している「なみいたくん」を川面に貼っていきます。


傾斜面の川底部分に紙を敷きました。途中2ヵ所に段差を設け、水が流れ落ちるようにします。見ると ちょっと段差が小さいみたいですが、これでいきます。