イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

JR廃線跡をハイキング

おとといの日曜日は、聴覚障害者協会の方や手話サークルの仲間11名で、JR福知山線の「武田尾廃線跡ハイク」を楽しみました。「生瀬(なまぜ)」~「武田尾」間が1986年に廃線になって、線路に沿って武庫川の渓谷美が広がる素晴らしい環境から、ハイキングコースとして人気です。私にとって3回目ですが、願ってもない天候に恵まれて思わずUPしてしまいました。


「生瀬」駅にあった案内チラシです。トンネルが6ヵ所、橋が3ヵ所あり、渓谷の絶景と合わせ、2時間の散策は春、秋には絶好です。


これはネットからの写真です。このように、単線だった線路は取り除かれていますが 枕木が残っていて、純粋の観光地ではない軌道歩きの情緒、満載です。


始めの橋梁の手すりから撮った渓谷です。この渓谷を右に見ながら散策スタートです。


浅瀬の風景です。白いさざ波がきれいでした。先の写真の「手すり」は新設されていましたが、この写真の手すりは当時のもので、いい色してま~す。


始めのトンネルに来ました。写真では このあたりの枕木ははっきり見えませんが、土の下にしっかりあります。


トンネルの中はもちろん真っ暗です。懐中電灯は必携です。写真の下の方に枕木が見えますが、つまづいて転倒しないように慎重に歩を進めます。


渓谷ではカヤック?を練習している人がいました。赤色が印象的でした。


カヤックの練習をしていたすぐ上流に、このような落差のある水しぶきが立つ場所があり、見学者の私としてはこの急流を上がる勇姿が見たかったなあ‥。
ここで余談を一つ。
娘(長女)と息子を連れて、始めてこのコースを訪れたのは約20年前ですが、ちょうどこのあたりで娘が頭をスズメバチに刺されてパニックになりました。周囲に人はなく、コースも中間点で身動きがとれず、本当に神に祈る気持ちでした。幸い 気持ち悪さや吐き気もなく、どうやら大事に至っていないと思い始めて、「なんて親だ、父親失格だ」と責めることしきりでした。みなさん、秋の行楽には必ず帽子をかぶってください。秋のスズメバチは黒いもの(頭髪など)に向かってきます。黒系を避けた帽子、長袖、長ズボンがいいです。帽子をかぶっていなかった娘の頭に針を立て、素手で追い払っても追い払ってもなかなか動きませんでした。この出来事は以後の山歩きの際の警鐘として生かしています。

さて、3つ目のトンネルを抜けた先に第2武庫川橋梁が待ってました。この日は日曜日で多くのハイカーがいます。


2回目にここを訪れたのは10年ほど前でした、会社の同僚と。当時は現在のような軌道の上の通路はなく、写真の左端の保安用通路を歩くようになっていて、スリル満点でした。ちょっと拍子抜けです。橋を渡るとすぐ4つ目のトンネルに入り、そこを抜けると今度は渓谷を左に見て進みます。

しばらく行くと 渓谷に降りられるところがあり、「親水広場」が格好のお弁当エリアになっています。妻の手づくりの弁当を食べ、仲間と談笑して(なかなか手話がスムーズにいきませんが‥)、とても気持ちのいい一日でした。鉄道マニアでない方にもおすすめのコースであることを今回再認識しました。妻と来たいけど、歩2時間がつらい‥‥。

初対面のArduino

毎年 秋の「箕面市民展」にレイアウトを出品していますが、電源を持ち込んだりするのは禁止で、展示のみです。したがって車両を動かすことなどできません。一方、その1ヶ月後のシルバー人材センターの「会員作品展」というのがあって、ここはお役所的な雰囲気はなく、和気あいあいと気楽にみなさん出品しています。ここなら車両走行も可能では?と思っています(確認はしていませんが)。


そして今年のテーマ「鎌倉・あじさいのころ」の計画段階では、「会員作品展」に単ループで江ノ電を動かそう、と決めていました。KATOのコントローラーを持ち込んで、来場者に自由に使ってもらって‥。


そんな折り、oomoriさんから「ループだと場所も取るし、往復運転もいいのでは?」というコメントをいただいていました。それもそうだ、「往復自動運転」にでもトライしてみようか、という気持ちがだんだん膨らんできました。となるとマイコンを使って、ブログでも時々目にする” Aruduino” とやらをやらねばならんかな? この年で‥‥。
一度決めてしまったことなので、あとは迷うことなく日本橋へ。


この2冊を買ってきました。
電気出身とはいえ、マイコンのソフトなんて全くのシロウト。わかるんかいな?と思いつつ日本橋をぶらぶら。買った店の店員の、「小学生や中学生もやってますよ」という巧みなセールスポイントで攻められ、「この2冊あればやさしくマスターできますよ」とたたみかけられ、あえなく「そだねー」。
右の本は実用書、左は基本書。何をやりたいか?その部分を実用書で、わからなくなったら基本書で、という進め方がいいのでは、と店員が言っていました。


もう一つの買い物はこれ、「Arduino UNO」です。こんな小さなマイコンでもすごい優れもので、価格も3000円前後。これを小、中学生がプログラム組んで電子工作したりメカを動かしている。すごい時代になったもんです。


さて、このマイコンを使って江ノ電を走らせる内容ですが、できるできないは別にして、今こう考えています。
<第1ステップ>
●「A地区」「B地区」「C地区」を横断する単線上で、繰り返し走行をする
● 両端で停止時間を5秒ほどとる
● 停止、発進の際は徐行を入れる
<第2ステップ>
●「A地区」に切替ポイントを1つ設ける(「A地区」に停車位置を2ヵ所にする)
● 復路の時 ポイントを切替えて、「A地区」の本線/分岐で交互に停車させる
<第3ステップ>
● 江ノ電を2台にして「A地区」の本線/分岐にそれぞれ置き、ポイントを切替えて
 交互に走行させる
<第4ステップ>
●出品会場では、人が来たら自動運転を開始し、数往復する


どこまでできるかわかりませんが、ボケ防止を兼ねてレイアウト製作の合い間にやっていこうと思います。
第1ステップはなんとかつじつまが合う動きにまでになりました。そのへんを次回紹介します。第2ステップ以降はまだまだこれからの案です。

海岸沿いを固める ③

いよいよ「B地区」も 国道の踏切周辺のツメと海面の製作を残すだけとなりました。


国道踏切の周辺は、写真のように 踏切板を取り付けた状態から


センターラインと歩道のラインを引き、踏切を渡った車道も色付けして歩道区分のコの字SUS線も取り付け、


警報機、遮断機、防護柵もセットしました。対となる反対側については「B地区」から外れ、数カ月先の「C地区」製作の中でセットすることとなります。


海面の製作ですが、写真の白い部分です。


「南側エリア」モジュールを外して、海面部分をアクリルガッシュで色塗りしました。岸に近いほど白色にしています。少し広い目に塗ります。


「南側エリア」モジュールを置いたところです。海岸線がかぶさるように白色を塗っています。海面の色合いを出すのに4~5回 刷毛塗りを繰り返しました。


ここで、使い慣れた「なみいたくん」の登場です。


「なみいたくん」を貼ると、本当に海らしくなります。


以上で「B地区」終了。


全体はこんな感じです。国道分岐点の信号やフィギュアの配置などは別途として、これからはこの「B地区」の左側に「A地区」、右側に「C地区」の製作が待っています。ほぼ予定通りの進捗ですが、区切りのいいところで、江ノ電を自動往復運転する検討も少しづつしていますので、その方の記事を載せたいと思います。