イノッチの鉄道模型ブログ

日常生活の中のトピックスを気ままに書きます。鉄道模型製作や畑作業が中心です。
これまで製作した鉄道模型作品は、ホームページ「イノッチの鉄道模型」inoyoshio.jimdo.comに載せていますので、こちらもよかったらみてください。

取水塔から文学碑へ カメラ散歩

とうとう師走に入り 今年もあと1か月を切りました。そして、フィギュアの配置を終えたジオラマ「矢切の渡しを行く」は、シルバー人材センター「会員作品展」への出展を残すのみとなりました。先日の「箕面市民展」の時と同じ要領で搬入(12/12)します。
ここでは最後のまとめとして、取水塔から文学碑へ散策する旅人目線でそのルートをたどっていこうと思います。(しつこい と言われるかもしれませんが整理の意味で)


江戸川の川面に貼った今回の出展用説明文です。このルートをカメラで追っていきます‥


①の土手から⑮の文学碑まで 点線のルートを、矢印の場所と方角で撮影しています。


① 取水塔が現れる  説明文の通り、土手に上がると とんがり帽子の金町浄水場取水塔が目に飛び込んできました。東京都の水を一手に担っています。手前のゲートに「関係者以外立入禁止」の表示板があり、当時いつもひっそりしていました。


② 左 遠方に気動車  左に目をやると、常磐線が走っています。当時(少年期)、あずき色の省線電車が走っていましたが、ここでは全体の配色バランスを考えてオレンジの気動車を置いています。


③ 右下に「矢切の渡し」  右下に目を移すと、東京都下で唯一の渡し船、「矢切の渡し」が運航されています。当時は観光客というより、現地住民が用足しに利用という記憶です。


④土手から千葉県側の船着き場を見る  向こう岸の船着き場は、実際 今年の夏に訪れた際には数本の樹木が生い茂って、待ち人にはちょうど良い日陰になっていましたが、ジオラマでは開放的な景色にしようと 樹木ナシとしました。


⑤「矢切の渡し」に乗船   川辺に来ました。渡し舟は客を乗せて 静かに岸辺を離れます。 櫓を漕ぐ きしんだ音が聞こえてきます‥。


⑥千葉県側に入りました   10分ほどで千葉県側に着きました。ゴルフ場のティーグラウンドを横に見て、土手を上がっていきます。


⑦田園地帯が現れる    土手を上がると、そこには一面の畑が広がっていました。その中を小川が流れ、両岸の桜が満開です。


⑧土手を下り 畑の中を散策   春うららの桜の季節、広大な畑の中を一人ぶらつく旅もいいですね。現実は、今年の夏 汗だくで歩いていました。


⑨小川にやってきました   小川にかかる橋と桜のトンネルです。小川も ごく浅く、せせらぎが聞こえる感じが出ていたらいいんですが‥。


⑩農家の近くまできました   小川を渡り、更に進むと農家集落があります。散策する人、自販機の前の子供たちとその親、畑での作業者、農家の庭で仕事する人。この写真は登場人物が最も多い1枚です。


⑪左に目をやると気動車が通過中   畑の奥に大きな農器具小屋があります。その上を気動車が走り、背景の山並みから 「地方の山村の景色」になりました。


⑫文学碑のある高台の下にきました   この坂道を上がります。ストーリー的にはフィギュアを反対側に向けないとダメですが、これから上がる人が左に隠れてま~す。フィギュア対比でみると道標が大きすぎますね。


⑬高台の広場です   最後の階段を上がると、今まで通ってきたエリアが眼下に見える広場に到着です。夏に行った実際の現場にはベンチや電灯はなく 素っ気ない感じでしたが、ジオラマのいい点は、“憧憬”を“現実”にできることであり、ホッとできる雰囲気にしました。それが楽しいですね。


⑭江戸川と桜を一望   お父さんと子供が樹木の間から眼下を見ています。伊藤佐千夫の小説「野菊の墓」では、“この高台から遠く中川までも見える” とありました。中川は江戸川のはるか先にある川で、高層ビルもない当時の東京の様子がわかります。ジオラマでは背景の写真を昔の低い町並みにすべきところですが、山並みの写真を使い回し していま~す。とにかく高台から眼下を一望できるように この部分の樹木をなくしました。


⑮道標に従って「文学碑」にたどり着きました   広場から連絡橋を渡って「文学碑」に来ました。小説の一部が石碑に刻まれており、門人の土屋文明が監修とあります。当時 この文学碑に“遭遇”したときの感激は、今でもいい思い出です。


私の実家に近い この地区一帯をジオラマ製作し ブログ化できて、今年はいつになく生活にハリがあった1年でした。

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