踏切遮断桿の動き ②
踏切の遮断桿の動きの続きです。前回の動画のように、ゆっくり動かすとガクガク移動し、速く動かすとガクガク感はないもののリアル感もないのが現状でした。oomoriさんからコメントをいただきましたが、返信が機能せず失礼しております。コメントは「VarSpeedServo関数」を使うとスムーズ移動ができますよ、という内容でした。
遮断桿の回転軸と操作点の距離は約4㎜です。"テコ"の利用で遮断桿を開閉するのですが、改善策として、3つを考えました。
①「VarSpeedServo関数」を使う(1年半前にテストしたことはあり)。
②回転軸と操作点の距離(4㎜)を長くする。
③遮断桿を垂直方向に立たせるほど操作点の垂直移動が少なくなるので、その工夫をする。
まずAの距離を4➜15㎜にします。次に、操作点の位置を斜め上に上げて円弧の移動軌跡をシフトする(上図のb’を大きくする)。これでかなりスムーズな開閉が期待できます。
具体的な作業として、遮断桿と操作点を一体化するのをまず考え、1.6ΦSUSパイプで作ってみました。
もう1つの案は、1㎜厚のアクリル板を遮断桿の端部に取り付けるやり方です。
双方の案を回転軸にセットしてみました。SUSパイプのほうは、スッキリしていていいのですが、踏切として奇怪な感じがしてます。まだアクリル板のほうがマシです。
アクリル板の形状を整え、上の写真のような感じになりました。操作点の穴もロープが脱着できるように「穴かけ状」にしました。取り付けてみるとそれほど違和感がありません。
さっそくテスト回路で動きの確認をします。
踏切の遮断桿の動きVarSpeedServo使用
私としては上出来です。ここまで来てホッとしました。次の作業は、このスケッチを本体の「渓谷線」のスケッチに組み入れることで、遮断桿が下りた後「ゆずる号」が発車するという展開です。ところが想定通りいってくれません。遮断桿がおりても一向に車両が動かないのです。oomoriさんからも、「サーボは必要な時に割り当てし、終わったら解放(detach)する」とありましたが、次回はこの課題に取り組みます。